「仁保事件」の版間の差分

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翌年、[[1956年]][[2月1日]]に山口[[拘置所]]に移管。同年の[[3月23日]]に男性を連れての現場検証。[[1956年]][[3月30日]]にようやく[[起訴]]の運びとなった。
 
==== ;録音テープの存在 ====
この事件では日本の警察では珍しく取調べの様子が録音テープに記録が残っている。後述するようにこのテープはのちのち重要になるのでここで詳しく触れておく。<br/>
これは、仁保事件の3年前に同じ山口県で起こった[[八海事件]](後に冤罪事件となる)で被告の自供が法廷での争点となった点を踏まえたものであった。
 
このテープは全部で33巻にも及ぶ。しかし、これは取り調べの全容を網羅したものではなく、あくまでその一部を記録したものに過ぎない。結果とかも、テープは法廷で検察側によって被告の自供を補強する役割しか果たさなかった。
 
テープには警察での取調べの様子が克明に記録されているが、そこには警察による被告に対する執拗な取調べの様子が窺える。