「シンセサイザー」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m →‎日本国内のメーカー: 細部(文言と表記の修正)
→‎日本国内のメーカー: AKAI MINIAK追加と微修正
74行目:
!style="text-align: left; vertical-align: top; white-space: nowrap;"|代表的な機種
|-
|style="text-align: left; vertical-align: top;"|[[AKAI professional|アカイ]]
|style="text-align: left; vertical-align: top;"|AX80、AX60、AX73、VX90、VX600(VX90(アナログ/ポリフォニック)、VX600(アナログ/ウィンドシンセ接続可能)、MINIAK(ヴァーチャルアナログ/ヴォコーダ内蔵)<ref>[http://www.akaipro.com/miniak AKAI professional MINIAK]</ref>
|-
|style="text-align: left; vertical-align: top;"|[[ローランド ディー. ジー.|AMDEK]] <ref>AMDEK はローランドの関連会社で、設立当初は 電子楽器組立キット や コンピュータ音楽用周辺機器 CMU-800 を扱っていた。1983年[[ローランド ディー. ジー.]]に社名変更し、現在はコンピュータ周辺機器(大型カラープリンタ、カッティングマシン、3Dスキャナ/3Dプロッタ等)を扱っている。</ref><br/>(ローランド)
|style="text-align: left; vertical-align: top;"|Percussion Synthesizer PCK-100(シンセドラム、組立キット)、Hand Clapper HCK-100(ハンドクラップ、組立キット)
|-
|style="text-align: left; vertical-align: top;"|<i>''WAVE KIT</i>'' <ref>WAVE KITは、1975年頃秋葉原にあったシンセサイザー自作キットの専門店 [http://www7a.biglobe.ne.jp/~ZoneX/synth/synth01.html]。基板には型番とともに名称が記載されているが、この名称は当時も今もほとんど使われておらず、むしろ当時通販広告等で使われた"Micro Wave Synthesizer"という呼称の方が有名なので、ここではそちらを採用した。この呼称は、後に海外で登場したPPG WAVEや Waldorf MicroWaveを連想させるが、残念ながらWavetableは搭載していない。</ref>
|style="text-align: left; vertical-align: top;"|Micro Wave Synthesizer SA12 <ref>Studio ZoneX, "[http://www7a.biglobe.ne.jp/~ZoneX/ synth 01 (アナログシンセやテルミンなど自作電子楽器)]" </ref>、Micro Wave Synthesizer SA-13 <ref>"[http://www.mars.dti.ne.jp/~ogura/e_hobby/wavekit.html WAVEKIT アナログシンセのレストア]"</ref>(アナログ/モノフォニック、自作キット)
|-
86行目:
|style="text-align: left; vertical-align: top;"|ULT-SOUND DS-4(シンセドラム)
|-
|style="text-align: left; vertical-align: top;"|<i>''[[w:en:Ace Tone|ACE TONE]]'' <br/>''(エース電子)</i>'' <ref>エース電子工業は、1961年に[[梯郁太郎]]氏が[[サカタインクス|阪田商会]]([[シークス|海外事業部]])の出資で設立した電子楽器メーカ[http://www.siix.co.jp/jp/ir/pdf/library_080328_1.pdf]。最初の電子オルガンは販路がなかったため、阪田商会の紹介で[[パナソニック]]にOEM提供し[[テクニトーン|テクニトーン SX-601]]として発売された。その後 ACE TONEブランドの TOPオルガンがヒットして輸出まで行うようになり[http://www.combo-organ.com/AceTone/index.htm]、1968年にはアメリカの[[ハモンドオルガン|ハモンド・オルガン・カンパニー]]との合弁会社「日本ハモンド」を(阪田商会と共に)設立した。ハモンド・オルガン・カンパニーはエース電子工業に対し、伝統と定評のあるトーンホイール方式ドローバー・オルガンHammond B3とその派生機種の製造・供給を任せる提案を行ったが、梯氏は同方式の衰退傾向とコスト上昇を理由に提案を断ったという[http://www.soundonsound.com/sos/nov04/articles/roland.htm] そして、電子方式でハモンド伝統スタイルに応えるべく、1971年ドローバー・タイプのコンボオルガン ACE TONE GT-7を発売した。しかし翌1972年には、設立以来の重要なパートナーだった阪田商会が経営悪化により住友化学系列となり、良き理解者を失った梯氏は 自ら創業したエース電子工業を去ってローランドを設立した。一方 ハモンド・オルガン・カンパニーは、1974年Hammond B3製造終了を以ってトーンホイール方式を全て終了し[http://www.suzuki-music.co.jp/hammond/zubari/zubari06.htm]、かねてより採用を進めてきたLSI技術やディジタル技術でB3を再現したB3000(1976年)や、Acetone GT-7の技術を引き継ぐコンボオルガン Hammond X5(1975年), X2, B200 等を発売した。後者(X5, X2)の開発と製造は、エース電子工業を事実上吸収合併した日本ハモンドが担ったと推測される([http://www.flickr.com/photos/transanalog/2833709386/sizes/o/in/set-72157607142237042/])が、1985,6年頃のハモンド・オルガン・カンパニー倒産と1991年の[[鈴木楽器製作所|鈴木楽器]]による買収によりの中、日本ハモンド阪田商会から鈴木楽器に事業譲渡され、ACE TONEブランドは消滅した。</ref>、
<i>''日本ハモンド</i>'' <ref>日本ハモンドは、1970年にアメリカの[[ハモンドオルガン|ハモンド・オルガン・カンパニー]]と[[サカタインクス|阪田商会]]([[シークス|海外事業部門]])の提携により設立された合弁会社で、ヨーロッパと極東地域へのアメリカ製Hammond製品の供給、および エース電子工業製日本ハモンド製品の販売を行った[http://www.hammond.jp/hammond/hammond/story.html][http://www.bentonelectronics.com/hammondstory.html][http://haku.sakura.ne.jp/metro/s_acetone.html] 阪田商会はエース電子工業の出資者でもあり、両社製品の輸出入業務を担当し、また後期製品の一部(JaggJugg Box DPM-48等)海外ではSAKATAブランドで販売していた。[http://hakuwww.sakurahollowsun.ne.jpcom/metrodonations/s_acetonesakata/index.html]</ref>
|style="text-align: left; vertical-align: top;"|<b>'''ACE TONE</b>''': Multistrings SY-5(アナログ/ポリフォニック、アンサンブル)、PS-1000 <ref>Ace Tone PS-1000 [http://matrixsynth.blogspot.com/2006/04/ace-tone-ps1000.html]は、発売が梯氏退社後の1974年前後であるにも関わらず、同時期のローランド製品のデザインや仕様と深いつながりを感じさせる不思議な製品である。1980年のRoland TR-808発売当時、店頭にTR-808と同期可能なシーケンサCSQ-600/CSQ-100と共にPS-1000を並べる楽器店もあり、当時から性のある一連のシリーズ高い製品して受け止められていた。なお Sound On Sound 2004年11月の記事"[http://www.soundonsound.com/sos/nov04/articles/roland.htm The History of Roland. Part1: 1930-1978]"には、Roland SH-3と類似したACE TONE SH-3への短い言及があるが、今のところ他ではACE TONE SH-3の存在を示す証拠確認されてお見当たらず、この記事はデザインや仕様の若干異なるACE TONE PS-1000を取り違えている可能性[http://matrixsynth.blogspot.com/2006/04/ace-tone-ps1000.html]もある。</ref>(アナログ/モノフォニック)、<br/>
<b>'''HAMMOND</b>''': MODEL 102200 <ref>HAMMOND MODEL 102200は、そのデザインや音色に同時期のACE TONE製品の特徴が見られず、むしろハモンド伝統のSoloboxやChord Organの影響を感じさせる不思議な製品である。製品底面のプレートには国内販売元「NIHON HAMMOND」または、輸出入代理店「SAKATA SHOKAI」の名が記されている。MATRIXSYNTH: "[http://matrixsynth.blogspot.com/search?q=102200 Hammond Synthesizer 10220]"</ref>
|-
|style="text-align: left; vertical-align: top;"|[[カシオ計算機|カシオ]]
|style="text-align: left; vertical-align: top;"|[[カシオ・CZシリーズ|CZ-101]]、[[カシオ・CZシリーズ|CZ-1000]]、[[カシオ・CZシリーズ|CZ-230s]]、[[カシオ・CZシリーズ|CZ-3000]]、[[カシオ・CZシリーズ|CZ-2000S]]、[[カシオ・CZシリーズ|CZ-5000]]、[[カシオ・CZシリーズ|CZ-1]]([[PD音源]])、<br/>
FZ-1、FZ-10M(サンプリング)、HZ-600(SD音源)、VZ-1、VZ-10M、VZ-8M(iPD音源)<br/>
PG-310、PG-380(MIDIギター)、[[デジタルホーン|DH-100/200/800/500/280]](ウィンドシンセ)
|-
|style="text-align: left; vertical-align: top;"|[[テスコ]]、<br/>[[カワイ]] <ref>テスコは当初 1948年に独立した企業として出発したが、カワイの電子楽器開発・製造にその初期から深く関わり、1966年カワイが経営権を取得した。TEISCOブランドはその後も継続されたが、80年代初頭に輸出製品が、ついで国内向け製品が、KAWAIブランドに統一された。過渡期には同一型番の製品が両ブランドで販売された。</ref>
|style="text-align: left; vertical-align: top;"|<b>'''TEISCO</b>''': S 60P、S 100P(アナログ/プリセット)、S 60F、S 110F(アナログ/モノフォニック)、SX-400(アナログ/ポリフォニック)<ref>TEISCO/KAWAIのシンセは、海外有名サイト [http://www.vintagesynth.com/misc/110f.php vintagesynth.com] や [http://www.sequencer.de/syns/teisco/index.html synthesizer.de]で大半の機種を確認できる。当時カタログに掲載されていた残りの機種("S 60P100P"は[http://home.worldonline.nl/~smeyer/teisco/main.htm Teisco synthesizers website]で"S 100P)について60P"ハンガリーのvintagesynthサイト(セキュリティ注意)でそれぞれ画像を確認できる。</ref><br/>
<b>'''TEISCO<'''/b>/<b>'''KAWAI</b>''': S 100F(アナログ/モノフォニック)、SX-210、SX-240(アナログ/ポリフォニック)<br/>
<b>'''KAWAI</b>''': K3、K3m(アナログ/ポリフォニック)、K1、K1m、K1r、K1 II、K11(VM音源)、K4、K4r(PCM音源)、K5、K5m(ARTS音源)、K5000S、K5000W、K5000S、K5000R(ARTS音源+PCM)、XD-5(ドラムシンセ)
|-
|style="text-align: left; vertical-align: top;"|[[コルグ]]
109行目:
VC-1(アナログ/ヴォコーダ)、VPP-1(ディジタル/ヴォイスプロセッサ)、SB-100(ベースシンセ)、X-911、Z3(ギターシンセ)、WAVEDRUM(ドラムシンセ)
|-
|style="text-align: left; vertical-align: top;"|<i>''Seekers</i>'' <ref>Seekersとは、1990年代後半に突如登場した日本の電子楽器メーカー。 MIDIコントローラ UMC1688、アナログ12バンド・ヴォコーダ VoiceSpectraといった特徴ある製品を発売し、またReBirth用コントローラの試作や、新しいアナログシンセサイザー SMS-1000の企画・開発等を行っていたが、後に倒産した。元開発者Kirikax氏の[http://www.geocities.jp/kirikax/seekers/index.html Seekers製品情報ページ]も参照。この他、海外では2006年頃から Seekers SMS2000の写真やビデオと称するものが話題となっているが[http://matrixsynth.blogspot.com/search?q=SMS2000]、元開発者Kirikax氏はその存在を知らないと証言しており、真偽の判定がついていないのでリスト掲載は避けた。</ref>
|style="text-align: left; vertical-align: top;"|SMS1000 <ref>Seekers SMS-1000は、[http://www.matrixsynth.com/blog/media/seekers/Seekers_SMS1000E.pdf 当初予告された製品仕様]によれば、パッチ可能なメモリー付きアナログシンセで MIDIや外部信号入力に対応し、波形表示可能なスコープを備えた製品となる予定だった。またSeekersの元開発者Kirikax氏によると、正式名称は"ELEBUS-1" [http://www.matrixsynth.com/blog/media/seekers/kirikax/EB1PNL.pdf]で、その構造には 本体EB-1のバス上にボイスカードVB-1を追加する形[http://www.matrixsynth.com/blog/media/seekers/kirikax/EB1CON.pdf]を予定していたらしい。しかし諸般の事情で開発は停止しSeekersは倒産し、現在なお開発再開の目処は立っていないという。</ref>(開発停止)
|-
124行目:
|style="text-align: left; vertical-align: top;"|BS-1、BS-2(シンセドラム)、CLAPPY(ハンドクラップ)
|-
|style="text-align: left; vertical-align: top;"|<i>''[[ヒルウッド]]''、<br/>''[[ファーストマン]]''、<br/>''[[w:en:MULTIVOX|MULTIVOX]]</i>'' &nbsp;<ref>ヒルウッドとファーストマンは、創業者 [[森岡一夫]]氏が自身の名前にちなんで命名した会社で、初期の日本製[[モズライト]]ギターや、グループサウンズ [[ブルーコメッツ]]の使用楽器、そして80年代初頭の中学生テクノポップバンド [[コズミック・インベンション]] の使用機材が有名である。また海外ではMULTIVOX製品(ローランドの元米国総代理店Sorkin Music)のOEM元として知られている。森岡一夫氏はその後、[[アカイ]]の音楽製作機器進出に協力しアカイ最初のシンセ AX-80 や12トラックMTR MG-1212 を開発、[[ホーナー]]のポータブルキーボードPK250や[[ソナー (打楽器メーカー)|ソナー]]のディジタルドラムの開発にも携わった。</ref>
|style="text-align: left; vertical-align: top;"|<b>'''Hillwood</b>''': Blue Comets 73、SY-1800(アナログ/モノフォニック)、SY-2100(アナログ/デュオ)、SY-2500(アナログ/アンサンブル)、Basky、BaskyII(ベースシンセ)<br/>
<b>'''Firstman</b>''': SQ-01(音源付きシーケンサ)、SQ-10(シーケンサ)、FS-10C(プログラマブル音源/モノフォニック)、FS-4V、PS-86(アナログ/ポリフォニック)、BS-999 (ベースシンセ)、Synpuls SD-1(シンセドラム)<br/>
<b>'''MULTIVOX</b>''': MX-75(アナログ/デュオ、プリセット)、MX-3000(アナログ/ポリフォニック、マルチ)、MX-450(ベースシンセ)
|-
|style="text-align: left; vertical-align: top;"|[[ヤマハ]]