「複式学級」の版間の差分

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複式学級は、さまざまな長短を持ち合わせている。
 
学習に関しては、異学年が一つの学級なので、方法しだい次第では相互に学び合う姿が見られる。担任が一方の学年の指導をしている時に、もう一方の学年は自分たちで学びを進める、といった自主的な学習習慣が身につく。グループ学習をやっているような状態が多いので自分たちのペースで学習ができる。欠点としては、各学年に時間を分配せざるを得ないことから、十分にきめ細かい手が入りにくい。
 
人間関係に関しては、子ども集団の規模があまりにも小さいので、喧嘩やいじめが生じにくいが、他方で人間関係での葛藤を経験する機会に恵まれないことや適度な競争意識を持たせることすらできない場合もある。学校によっては兄弟姉妹のみによる構成の場合もある。
 
その欠点を補うために、[[インターネット]]を活用し、都市部の大規模校と直接の接点をつなどのように、交流の機会を増やそうとしている学校も少なくない。ある意味では、教育先端校にもなるチャンスをつ<!-- という皮肉でもある -->。が、地域によっては高速回線網の未整備や市町村予算等との兼ね合いで生かし切れていないところも多い。
 
教育研究のためにも複式学級編制はいくつかの国立大学法人附属小学校において行われており、[[茨城大学教育学部附属小学校]]がその例である。