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'''青製煎茶製法'''(あおせいせんちゃせいほう)とは、[[日本]]の[[茶業]]における大きな変革のひとつ。
 
日本にもたらされ、[[平安時代]]には国内で[[栽培]]されるようになったであろう茶は、春に摘み取った新芽(または古葉)を蒸すか、ゆでるかして加熱処理し、その後「[[焙炉|ほいろ]]」(現在のものとは構造がちがう)や日光にて乾燥させて仕上げる。そうしてできあがった[[茶葉]]は、色が黒っぽいものであった。
 
近世になると乾燥させる前に「揉む」[[工程]]が入るようになり、徐々に[[品質]]も向上していったと思われる。そのようにして製法が改良された煎茶は完成品の茶葉も青く(緑)仕上がり、それまでのもの(「黒製」ともよばれる)に対して「青製」と呼ばれた。