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-->歴史、VOS3の機能拡張プロダクト
-->通産省共同研究、VOS3の機能拡張プロダクト
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===通産省共同研究===
[[1971年]]4月に決定された[[OECD]]の[[コンピュータ]]の貿易自由化方針への対応策として、当時の[[通産省]]は[[汎用機]]メーカー6社のグループ化を行い、[[1972年]]から[[1976年]]の3グループによるそれぞれの技術研究組合による共同研究に計600億円近くの補助金を捻出した。[[日立製作所]]及び[[富士通]]は[[IBM互換機]]である[[Mシリーズ]]を共同開発した。</BR>
 [[VOS3]]大型[[汎用コンピュータ]][[Mシリーズ]](大型機)向けに開発されたOS[[オペレーティングシステム]]である。
 
===VOS3の機能===
 [[基本プロダクトグラム]]としての[[VOS3]]の機能は
*多重[[仮想記憶]]
*[[マルチプロセッサ]]サポート
*資源集中管理機能
*[[リモート]][[バッチ]]機能
*[[オンライン]][[リアルタイム制御]]機能
*[[RASIS]]機能
*[[TSS]]機能
 である。当初、先行のOS、VOS2よりの移行をスムーズにできるように、VOS2、VOS3で言語プロセッサ等のシステムプロダクトも共通化されていた。</BR>
 最初の[[VOS3]]は[[1977年]]4月([[昭和]]52年4月) [[日立製作所]][[中央研究所]]にM-180システムとともに納入された。
 
==VOS3の機能拡張プロダクト==
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===VOS3/SP21===
 
 VOS3/SP21(VOS3/System Product 21)はVOS3/SP(VOS3/System Product)系の[[OSオペレーティングシステム]]を[[IBM産業スパイ事件]]後に新たに[[コーディング]]し直したものである。</br>
 新たにM-240H、M-260H、M-280Hをサポートする。拡張機能は以下の通り。</br>
*大容量[[ディスク]]サポート(H(H-8598)8598)・資源集中管理機能エンハンス
*[[チャネル]]拡張・[[コンソール]]機能エンハンス
*[[実記憶]]拡張(32MB)・[[スケジューラ]]エンハンス拡張[[JSS3]][[JSS4]]エンハンス
 
===VOS3/ES1===
 VOS3/ES1(VOS3/Extend System product 1)は[[IBM]] [[MVS]]/XA]]に対抗しM/EXモードで動作し、[[31ビットアドレッシング]]および拡張チャネルシステム(ECS)をサポートしたもの。[[1985年]]([[昭和]]60年)3月出荷。</br>
 新たにM-68X、M-660H、M-640シリーズをサポートする。拡張機能は以下の通り。</br>
*31ビット[[アドレッシング]]サポート
 拡張チャネルシステムECSは[[1986年]]([[昭和]]60年)1月出荷のバージョンからサポートされた。</br>
*VOS3/ES1 [[ECS]]サポート
 
===VOS3/AS===
 
 VOS3/AS(VOS3/Advanced System product)は[[IBM]] [[MVS/ESA]]/ESAに対抗しM/ASAモードで動作し、仮想拡張記憶機構を使用し47ビット[[アドレッシング]](16テラバイト)をサポートした。</br>
新たにM-880、M-860シリーズをサポートする。拡張記憶は以下の通り</BR>
*[[ACONARC]]チャネルサポート
*[[PRMA]](ProcessorPRMA(Processor Resource Management Assist) プロセッサ資源分割管理機構支援
 
===VOS3/FS===
 VOS3/FS(VOS3/Forefront System Product)は、MP5800、MP5600シリーズをサポートしたもの。
 
*[[PRMA]] E2
===VOS3/LS===
 
 VOS3/LS(VOS3/Leading System Product)は[[IBM]] [[z/OS]]連携システム。[[64ビットアドレッシング]]をサポートする。
新たに[[AP8000]]シリーズをサポートする。
*[[64ビットアドレッシング]]サポート
*[[PRMA]] E3
 
 
 
==外部へのリンク==