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[[Imageファイル:Quark structure proton.svg|thumb|180px|クォークモデルによる[[陽子]](バリオンの例)。[[色荷|色]]は一例。]]
[[Imageファイル:Quark structure pion.svg|thumb|160px<!--図の縮尺をあわせる-->|クォークモデルによる[[パイ中間子|π<sup>+</sup>]](メソンの例)。色は一例。]]
 
'''ハドロン'''(Hadron:[[ギリシャ語]]の「強い」の意のhadrosに由来)とは、[[素粒子物理学]]において[[強い相互作用]]をする粒子の総称。'''強粒子'''とも訳されるが、現代の粒子物理学者がこの和名で呼ぶことは皆無と言っていいほど少ない。
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[[強い相互作用]]の基本理論である[[量子色力学]] (QCD) では、ハドロンは[[クォーク]](と反クォーク)と[[グルーオン]]によって構成される複合粒子である。
 
== ハドロンの種類 ==
ハドロンは[[バリオン]]と[[メソン]] (中間子) の2つに大別される。
 
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ただし、これらの構成クォーク数は[[クォーク模型]]的な見方で、QCDによればクォーク、反クォークとグルーオンはハドロン中に不定数あり、上述の見方は[[量子数]]について言っていると考えた方が正確である。
 
== ハドロンの量子数 ==
ハドロンのみが持ち、ハドロン以外では0となる量子数には以下のようなものがある。
 
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;[[アイソスピン]]の第3成分 ''I''<sub>z</sub>
:アップクォークの数 &minus; ダウンクォークの数 &minus; 反アップクォークの数 + 反ダウンクォークの数。アイソスピン自体は[[ベクトル量]]である。
;[[ストレンジネス]] ''S''
:反ストレンジクォークの数 &minus; ストレンジクォークの数。歴史的経緯により(クォークモデル以前に定義されたため)、ストレンジクォークの数 &minus; 反ストレンジクォークの数ではない。
;チャーム ''C''
:チャームクォークの数 &minus; 反チャームクォークの数。
;ボトム ''B''′
:ボトムクォークの数 &minus; 反ボトムクォークの数。
;トップ ''T''
:トップクォークの数 &minus; 反トップクォークの数。
;[[バリオン数]] ''N''<sub>B</sub>
:(クォークの数 &minus; 反クォークの数) ÷ 3。3で割るのはバリオンで1にするためである。メソンでは0となる。
;超電荷 ''Y''
:ストレンジネス + バリオン数。
 
== 関連項目 ==
*[[大型ハドロン衝突型加速器]] (LHC) - 実際に衝突させるのは陽子である。
 
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{{DEFAULTSORT:はとろん}}
 
[[Category:素粒子物理学]]
[[Category:素粒子]]
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[[lt:Hadronas]]
[[lv:Hadroni]]
[[ml:ഹാഡ്രോണ്‍]]
[[ms:Hadron]]
[[nds:Hadron]]