「国立メディア芸術総合センター」の版間の差分

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国立メディア芸術総合センターは、報告書「メディア芸術の国際的な拠点の整備について(報告)」<ref name=houkoku>[http://www.bunka.go.jp/bunkashingikai/kondankaitou/madiageijutsu/pdf/houkokusho_H210428.pdf メディア芸術の国際的な拠点の整備について(報告)]、メディア芸術の国際的な拠点の整備に関する検討会、2009年。</ref>の中で、提案された施設の仮称である。[[文化庁]]に設置された有識者の懇談会である「メディア芸術の国際的な拠点の整備に関する検討会」が、2009年(平成21年)4月に発表した。
 
これまでの絵画や彫刻のような伝統的なものと一線を画する、コンピュータテクノロジーや[[電子機器]]を利用した作品、[[アニメーション]]、[[漫画]]、[[ゲーム]]などの近代商業芸術、これら一連の[[メディアアート]]作品を中心とした展示、資料収集、保管、提供、調査研究などの拠点機能を果たすとされる。また日本経済の[[コンテンツ産業]]を後押しするためにも意義があるとしている。
 
しかし2009年6月の段階で具体的に、どのようなコンテンツをどのような選考基準で整備対象とするのかなどの詳細は未定であり今後の検討課題とされている。このような見切り発車的政策になっているのは、[[リーマンショック]]に端を発した世界的な経済危機への対応として、政府による[[緊急経済対策]]の一角としてこの施設建設が予定されているためである。その為現段階では117億円は用地取得費用や建設費として計上され、このセンターの本来の目的のコンテンツ、展示物、作品収集等に関わる予算は未定である。
 
文化庁は[http://plaza.bunka.go.jp/site/site.php 文化庁メディア芸術祭]というメディアアートイベントを毎年開催していることから、同趣旨を持つ国立メディア芸術総合センターも、これに準じ拡張されたものになるのではないかと予測されている。
 
同センター整備のため、同年5月に参議院では否決されたが最終的に成立した平成21年度補正予算において、総額117億円の予算が付された<ref>[http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei/h21/hosei210427.htm 平成21年度補正予算]、財務省。[http://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/h21/yosanan/002.pdf 平成21年度文部科学省 補正予算(案)の概要]、文部科学省。</ref>が、。なおこの金額は文化庁の若手クリエイター創作支援事業予算(平成20年度)の975年分の規模に相当する。
 
==基本構想==