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小胞体は多くの[[細胞]]機能に関わっている。
 
=== 蛋白タンパク質合成関連 ===
[[粗面小胞体]]では、[[ゴルジ体]]や[[リソソーム]]、小胞体、[[細胞膜]]等を構成する[[タンパク質]]および、分泌蛋白タンパク質が合成される。
 
=== 蛋白タンパク質のプロセシング ===
合成された蛋白タンパク質の折りたたみや切断、[[ジスルフィド結合]]、[[糖鎖]]の付加等が、小胞体膜表面や内腔で行われる。また、異常な[[コンフォメーション]]をとった蛋白タンパク質の分解等も行われている。具体的に述べると、リボソームで合成されたタンパク質は、小胞体膜の膜貫通タンパク質であるトランスロコン(透過装置)から小胞体内に輸送される。小胞体内では、生成されたタンパク質が糖鎖付加、ジスルフィド結合の形成等を通じて、正しい高次構造を形成できるようにする。正しい高次構造を形成できないタンパク質は、[[シャペロン|分子シャペロン]]がその凝集体形成を阻止し高次構造形成を促進する。最終的に正しい高次構造を形成できなかった異常タンパク質は、トランスロコンを通じて小胞体外へ出され、[[ユビキチン]]-[[プロテアソーム]]分解系によって分解される。
 
=== 脂質 ===
[[滑面小胞体]]は、[[脂質]]を合成する。
 
=== 蛋白タンパク質の輸送 ===
合成された蛋白タンパク質は小胞体から出芽する[[輸送小胞]]によって他の細胞小器官や[[細胞膜]]へと輸送される。[[ゴルジ体]]を経由する系が主要な物とされる。
 
=== 代謝 ===
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=== カルシウム貯蔵 ===
細胞内[[カルシウム]]濃度は、細胞外からの[[カルシウム]]の流入に加え、細胞内のカルシウム貯蔵器官からのカルシウム放出によっても制御されている。[[小胞体]]はこのカルシウム貯蔵器官であり、IP3受容体など細胞内[[シグナル伝達]]に関わる蛋白タンパク質が局在し、カルシウム結合蛋白タンパク質等とともにシグナルに応じたカルシウムの放出を行っている。
 
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