「グラウンドパンチ」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
マウントパンチを統合
統合し修正。画像を追加
1行目:
{{出典の明記}}[[File:MMA.png|thumb|250px|バックマウントポジションからパンチ攻撃を行う女性格闘家]]
{{Mergefrom|マウントパンチ|グラウンドパンチ|date=2009年6月}}
'''グラウンドパンチ''' (Ground Punch) は[[総合格闘技]]のテクニックの1つ。別名'''パウンド'''。
 
グラウンド状態(膝、背中など足裏以外の体の部位が地についた状態)で[[パンチ]]攻撃を行うこと。主に上になった者が下になった者に使用する(逆の場合もある)。この呼び方をする場合は攻撃側の[[ポジショニング]]は無関係であり、広義には[[マウントパンチ]]もグラウンドパンチに含まれる
 
以下本項では特に断りが無い限り、上の者を攻撃側、下の者を防御側として記述する。
 
== 概要 ==
グラウンドパンチは総合格闘技のグラウンド(状態)では最もポピュラーな攻撃方法である。主に顔面に向けて使用される(多くは上になった者が使用するが、下から攻撃する者もいる)。防御する側の頭の下は地面であるため、パワーを逃がすことが難しく、ダメージが蓄積しやすい。そのため防御方法を知らないと攻撃側の技術が未熟でも大きなダメージを受けてしまう。ただし現在はグラウンドパンチの防御に長けた[[ブラジリアン柔術]]の技術が普及することによって基本的な防御技術を習得している選手が増え、この攻撃で十分な成果を出すにはある程度の技術が必要になってきている。またパンチでは拳を痛める可能性があるため、[[肘打ち]]が認められるルールでは肘打ちの方が重視されるようになってきている。{{要出典}}
 
*=== [[グラウンパンチ]] ===
[[攻撃]]側の選手が[[ポジショニング|マウントポジション]]を奪取して、そこから[[パンチ]]攻撃を行う事を特にマウントパンチと呼ぶ。マウントポジションによって相手の動きを制限しつつ行う攻撃であるため、より防御が困難である。また、相手が頭部を腕でガードした場合は腕[[関節技]]に、パンチを嫌ってうつ伏せの状態になった場合は[[裸絞]]などに容易に
[[攻撃]]側の選手が[[ポジショニング|マウントポジション]]を奪取して、そこから頭部などへ[[パンチ]]攻撃をう。腹の上に馬乗りになり、体重をかけて相手の動を封じつつ行う攻撃であため完全に防御することは難しい。また、頭部腕でガードした場合腕[[関節技]]に、パンチを嫌ってうつ伏せの状態になった場合は[[裸絞|チョークスリーパー]]などの絞技に移行されるなどこの攻撃からさらに多彩な連携が存在する。なお、かつて[[UFC]]の舞台において[[ホイス・グレイシー]]がこの技を駆使して連戦連勝する様は「[[詰め将棋]]」と称されるほど巧妙かつ戦略的なものだった(しかし当初この技の格闘技的視点での評価は低く、一部の専門家からは「まるで子供の喧嘩」「技術の欠片も無い」など酷評を浴びた){{要出典}}
 
現在では防御法もある程度確立されてはいるが、一方的に連打された場合は大きな肉体的ダメージを負う危険性から早々にTKOが宣告される傾向にある。また技の構造上、上から頭部を殴った反動で床に後頭部を強打する可能性が高いため、単純だが'''非常に危険な技であるため、素人は真似をしてはならない'''技の代表格といえる。
 
== 打ち方 ==
13 ⟶ 19行目:
{{節stub}}
 
手首を掴みブロックを不十分にしてもう一方の手で打つ方法もある。ここから派生した方法で「アミール」という打ち方がある。これは[[ゲーリー・グッドリッジ]]が[[アミール・ラナヴァルディ|アミール]]をKOした際に使われたもので、アミールが左腕を自らの背中に回された上でグッドリッジの左手に掴まれ、残った右手で防御できないまま殴り続けられKOされたことからこの名前がついた。
 
また[[ポジショニング#マウントポジション|マウントポジション]]では足で腕を殺す方法があり、有名なものに[[セルゲイ・ハリトーノフ]]が[[セーム・シュルト]]で見せた方法がある。ハリトーノフは左足をシュルトの肩に乗せて左腕を殺し、左手で相手の右腕を封じることで、シュルトが全く顔面の防御が出来ない状態で殴り続け、KOしている。
45 ⟶ 51行目:
== 脚注 ==
<div class="references-small"><references /></div>
 
{{DEFAULTSORT:くらうんと はんち}}
[[Category:格闘技の技]]
 
{{Martialart-stub}}
'''マウントパンチ''' (Mount Punch) は[[総合格闘技]]のテクニックのひとつ。総合格闘技の黎明期には'''馬乗りパンチ'''とも呼ばれていた。
 
[[攻撃]]側の選手が[[ポジショニング|マウントポジション]]を奪取して、そこから頭部などへ[[パンチ]]攻撃を行う。腹の上に馬乗りになり、体重をかけて相手の動きを封じつつ行う攻撃であるため完全に防御することは難しい。また、頭部を腕でガードした場合は腕[[関節技]]に、パンチを嫌ってうつ伏せの状態になった場合は[[裸絞|チョークスリーパー]]などの絞め技に移行されるなど、この攻撃からさらに多彩な連携が存在する。なお、かつて[[UFC]]の舞台において[[ホイス・グレイシー]]がこの技を駆使して連戦連勝する様は「[[詰め将棋]]」と称されるほど巧妙かつ戦略的なものだった(しかし当初この技の格闘技的視点での評価は低く、一部の専門家からは「まるで子供の喧嘩」「技術の欠片も無い」など酷評を浴びた)。
 
現在では防御法もある程度確立されてはいるが、一方的に連打された場合は大きな肉体的ダメージを負う危険性から早々にTKOが宣告される傾向にある。また技の構造上、上から頭部を殴った反動で床に後頭部を強打する可能性が高い。単純だが'''非常に危険な技であるため、素人は真似をしてはならない'''技の代表格といえる。
 
== 関連項目 ==
* [[グラウンドパンチ]]
* [[鉄槌打ち]]
 
{{DEFAULTSORT:くらうんと はんち}}
[[Category:格闘技の技]]
 
{{Martialart-stub}}