「中村せん・りつ」の版間の差分

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'''中村せん'''(なかむら-)と'''中村りつ'''(なかむら-)は、[[必殺シリーズ]]の登場人物である。同シリーズの主要な登場人物である[[中村主水]]の家族(妻、およびその義母と妻)中村義母であるせん[[菅井きん]]が、中村妻であるりつ[[白木万理]]が演じた。
 
== 概要 ==
[[中村主水]]の家族であり、彼と合わせて単に中村家と呼称されることもある。婿で立場弱い主水に対して、後述する婿いびりを行うのが例のネタとなっており、仕事人シリーズにおいては、基本的に各回の最後は中村家のシーンの[[ストップモーション]]で終わるという構成(つまりオチを担当)になっていた(ただし[[必殺仕事人2009]]ではその役回りは[[東山紀之]]が当主演じる渡辺家に変更された)。
 
せんの夫である、先代・中村主水に関しては『必殺仕事人』12話で、彼が当代・中村主水と同様に婿養子であり、せん達のムコいびりに耐え切れずに失踪したのではないかと思われる描写があるが、その詳細は不明である。
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== 中村せん ==
中村家先々代当主・中村主水の娘に当たり、同家先代当主・中村主水の妻。現当主・中村主水の妻・中村りつの母であり、主水の義理の母、姑に当たる。
 
早くに夫を亡くし、女ひとつで三人の娘(りつ・たえ〔[[妙心尼]]〕・[[糸井あや|あや]])を育てあげた。彼女らの他に男子が一人いたが早死にしたので、遠縁にあたるという北大路主水をりつの婿に迎えたが、この婿のあまりにも怠惰な生活ぶりに手を焼いている。
 
このだらしない娘婿を、せんが叱責する際にまず言う言葉が「ムコ殿」(初期のシリーズでは「主水殿」と呼ぶこともあった)であり、この後に、長々と中村家の由緒云々が語られ、(せんから見て)立派な先祖達の言行と主水の失敗が比較され、叱責されるわけである。しかしただ、一度先祖の[[鎧]]を主水に着用させたことがあったが、明らかに[[足軽]]の物であり下級武士だったことが推測される。
 
せんからすれば、主水に中村家の当主として立派に振舞ってほしいとの思いから行われるもの叱責であるが(主水が仕事人であることが露見されそうになった際、せんとりつを連れて江戸から逃げようと家に帰った偶然せんが主水を頼りにしていることを偶然聞いてしまい、逃げるのを止め戦うことを決意するエピソードも存在する)、このシーンの面白さが、せんがりつと一緒になって行う主水へのムコいびりのシーンとともに視聴者の人気を呼び、必殺シリーズを長寿番組に育て上げる一因となったと言える。
 
== 中村りつ ==