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'''クネイトラ県'''(クネイトゥラ県、アル=クネイトゥラ県、Quneitra Governorate, Al Qunaytirah, [[アラビア語]]: مُحافظة القنيطرة, al-Qunaiṭira )は、[[シリア]]の14ある[[シリアの行政区画|県]]の一つ。シリア南西部の国境地帯に位置し、東は[[ダルアー県]]に、北は[[レバノン]]と[[ダマスカス郊外県]](リーフ・ディマシュク)に、西は[[イスラエル]]に、南は[[ヨルダン]]に接する。県都は[[クネイトラ]](アル=クネイトゥラ)。ただし県の大部分は、[[1967年]]の[[第三次中東戦争]]と[[1973年]]の[[第四次中東戦争]]でイスラエルに占領・併合され、係争地・'''[[ゴラン高原]]'''となっている。
面積は 685平方
県内の地形の多くは[[溶岩流]]が形成した高原であり、肥沃な土壌であることから[[コムギ]]などの栽培が盛んだった。中世にはクネイトラを含むシリア地方は荒廃したが、近代に入りロシアなどから[[オスマン帝国]]に逃れてきたムスリムの入植が盛んになり多くの町や村が形成された。中東戦争で大部分がイスラエルに併合され、[[ドゥルーズ派]]の農村がいくつか残るほかはイスラエル人が建設した[[キブツ]]が戦争前の村の跡地に建っている。県都[[クネイトラ]]は第四次中東戦争後イスラエルからシリアに返還されたが、現在に至るまで廃墟となったままである。
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