「モーションブラー」の版間の差分

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== 映画撮影におけるモーションブラー ==
一方古くからある特撮手法ある、1コマごとに撮影した静止画を繋げて動きを表現する[[ストップモーション]]・[[アニメーション]](コマ撮り)においては、撮影されたフィルム(ビデオ)を普通に再生すると、一般的な動画と比較した場合にどこかカクカクとした『ぎこちなさ』を感じる。これはなぜなら、実際に動いている物体を撮影した場合は、必ず何らか生じるはずの「ブレ」が生じてるからでありために、見ている人間がそのよう(意識する、し動画といにかかわらず)ブレ差異を違和感無いこを見極め感じるしまうために起きる現象、違和感を持ってしまうのである。したがって、撮影した画像に対してこのモーションブラーをなんらかの方法で加え、再生した場合に自然な動きのように見せる方法が模索されていた。その産物の一つが“[[ゴー・モーション]]”である。<br>
 
映画『[[ジュラシックパーク]]』では、当初[[フィル・ティペット]]によるストップモーションアニメに、CGの[[モーフィング]]技術を応用してモーションブラーを追加する方法で動く[[恐竜]]の映像を製作する予定であったが、CG技術の進歩によって劇中に登場する恐竜はフルCGのものに取って代わられる事となった。<br>
特撮制作会社の[[インダストリアル・ライト&マジック]]は、1977年公開の「[[スター・ウォーズ]]」の特撮で、低速度撮影(シャッタースピードを落として故意に被写体のブレを生じさせる)と、動きをコンピュータ制御したカメラ([[モーション・コントロール・カメラ]])との併用によって、カメラの前を通過する宇宙船のスピード感を表現することに成功し、特殊合成撮影の新次元を開拓した。
もちろん[[CGアニメーション]]においてもモーションブラーの再現は重要であり、多くのCGアニメーション制作ソフトウェアには効率よくブラーを生成する機能が搭載されている。
 
これを応用・発展させた手法が、1980年の映画「[[ドラゴンスレイヤー]]」で初めて試みられた“[[ゴー・モーション]]”である。従来のストップモーションにおいては、支柱に乗った操り人形を操演担当者が手で動かして一コマずつ撮影していたのだが、本作ではコンピュータ制御の可動支柱を使用し、人形を動かしながら低速度撮影してブレを生じさせることにより、画期的なリアリティを表現することに成功している。ただし、支柱をマット合成で消去するなどの手間がかかるのが難点で、普及には至らなかった。
映画『[[ジュラシックパーク]]』では、当初[[フィル・ティペット]]によるストップモーションアニメに、CGの[[モーフィング]]技術を応用してモーションブラーを追加する方法で動く[[恐竜]]の映像を製作する予定であったが、CG技術の進歩によって劇中に登場する恐竜はフルCGのものに取って代わられる事となった。<br>
 
もちろん今日の[[CGアニメーション]]においてもモーションブラーの再現は重要であり、多くのCGアニメーション制作ソフトウェアには効率よくブラーを生成する機能が搭載されている。
 
==関連項目==