「インフルエンザ」の版間の差分

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|first=
}}
</ref>。物の表面においてウイルスが生存可能な期間は、条件によって異なる。プラスチックや金属のように、多孔質でない硬い物の表面では、ウイルスは1~2日間生存する。乾燥した紙では、約15分間生存し、皮膚ではわずか5分間だけ生存する<ref>{{cite journal |author=Bean B, Moore BM, Sterner B, Peterson LR, Gerding DN, Balfour HH |title=Survival of influenza viruses on environmental surfaces |journal=J. Infect. Dis. |volume=146 |issue=1 |pages=47–51 |year=1982 |month=July |pmid=6282993}}</ref>。しかし、ウイルスが粘液の中にある場合は、この期間は長くなる<ref name=Weber/>。[[鳥インフルエンザ]]のウイルスは、凍結により、限りなく長く生存する<ref name=cfsph>{{cite web |url=[http://www.cfsph.iastate.edu/Factsheets/pdfs/influenza.pdf |title=Influenza Factsheet|publisher=] Center for Food Security and Public Health, Iowa State University}} p. 7</ref>。インフルエンザウイルスは、56℃、60分以上の加熱により不活化する。またpH2未満の酸によっても不活化する<ref name=cfsph/>
 
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Group." ''JAMA.'' 2000 Feb 23;283(8):1016-24. PMID 10697061</ref>ではB型のインフルエンザ患者はわずか3%程度しか含まれていない。<!--また事実、臨床で使用していてもB型には手応えが悪い{{要出典}}。-->オセルタミビルの臨床効果として、平均治癒期間を4.9日から3.6日に29.1時間短縮する。未成年服用者の異常行動例が報告されているが、因果関係については不明である(当該項目を参照)。厚生労働省の通達により、因果関係が判明するまで10代患者への投与は事実上の禁忌とされている。
* [[ザナミビル]](商品名「リレンザ」 - [[グラクソ・スミスクライン]]) - ノイラミニダーゼ阻害薬である。吸入薬として使用。A型・B型両方に効果がある。未成年服用者の異常行動例が報告されているが、因果関係については不明である。
* [[アマンタジン]](商品名「シンメトレル」など) - 錠剤となっている。A型用の治療薬として使用され、[[後発医薬品|ジェネリック医薬品]]も製造できたため価格が安かったが、2005年の[[トリインフルエンザ|鳥インフルエンザ]]の際に、[[中華人民共和国|中国]]で政府が大量に配布したアマンジンを“予防として”鶏の餌に混ぜる行為が行われた結果、耐性ウイルスがつくられた。そのため、インフルエンザ治療薬としては選択肢に加えることができない状況にある<ref>「中国の「無思慮」が台無しにした、もうひとつのインフルエンザ治療薬「アマンタジン」」『フォーサイト』2009年7月号 [[新潮社]]</ref>。
* [[アマンタジン]](商品名「シンメトレル」など) - 錠剤となっている。A型のみの効果であるので注意が必要。[[M2蛋白阻害薬]]である。この薬は[[脳梗塞]]後遺症や[[パーキンソン病]]にも効果がある。
 
開発中のインフルエンザ治療薬には次のようなものがある。