「基板」の版間の差分

'''基板'''（きばん）とは、[[電子部品]]を実装して配線を組み立てるために用いられる部品で、基板上に銅箔が張られており、そこに部品を装着すハンダ付けによって取り付けることにより電気的に接続回路が構成されることになる。部品を[[プリント基板]]上に配線したとも呼ばれる。部品を付ける前と後のの総称いずれも基板と表現して間違いはない呼ばれる。エレクトロニクス実装学会の定義で正式には[[プリント基板|プリント配線板]]と示されている。半導体基板に関しては[[ウェハー]]を参照のこと。'''基盤'''と書かれることが多いが、これは間違い。であり、ワープロの誤変換が定着してしまったと思われる。

;ユニバーサル基板、同義語（ICピッチ基板）（蛇の目基板）

:蛇の目基板とも呼ばれ、絶縁板に、規則的なパターンの銅箔と穴が開いている。多くが2.54mm間隔の格子状に配列した円形の貫通孔と銅箔（のランド）、そして数個のランド間を結ぶ銅箔の配線がエッチングにより形成されており、それらの中央にいる基板である。部品の[[リード線]]を差し込む穴が開ランドにハンダ付けらされた基板。、そのランド間を[[スズ]]めっき線などで配線することにより、使用者が自由に回路のパターン配線を決め作ることができる。穴の間隔は2.54mm片面に銅箔のあるものが最も一般的。片面のタイプと両面のタイプものがあり、両面の物はスルーホール処理されているものがある。電子部品の端子形態やアナログ回路/デジタル回路の便益に考慮した多様なデザインと大きさのものが販売されており、例えばICピッチ基板と呼ばれるデジタル回路用のデザインの中では[[集積回路]]の形に合わせてあらかじめ引き出し線、電源ラインなどのパターンが付けられた品種ものもある。小規模趣味での電子工作や開発試作用、実験用に用いられる。

:趣味や試作実験用に用いられる、電子部品を差し込むだけで（はんだ付け不要）配線が可能な基板を指す。

一部の試作会社では、プリント配線板で製品前の試作基板のことをいう。-->

:ユニバーサル基板の一種で、奴さん(折り紙)の奴さんの形をしている銅箔を基板にマトリックス状に構築し隣あう奴さんの手は上下左右に繋がっているもの。近年多用される、チップ抵抗・チップコンデンサー・ICなど面実装部品(SMD)（SMD）を実装可能としたものである。利使用者が奴さんの手を切り離し、自由に回路パターンを構築するもので、高周波回路の静電・電磁シールドや浮遊容量が問題になる回路試作に用いられている。

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