「将棋倒し」の版間の差分

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== 事故としての将棋倒し ==
'''将棋倒し'''(しょうぎだおし)とは、雑踏の中で一人または数人がバランスを崩して倒れたことによって、周辺の者が連鎖的に転倒する[[事故]]である。次々と連鎖的に人が倒れる様が遊びの「将棋倒し」に似ていることから、上記の事故に対する慣用的な呼称となった。多くの人が係わることによって発生・被害が拡大する[[群集事故]]の一種である
 
14世紀に記された『[[太平記]]』中に、[[楠木正成]]が千劔破(ちはや)城([[千早城]])の上から大木を落下させて、敵の軍勢を退けた逸話が紹介されている。その記述に「将棋倒しをするごとく」との表現があり、文献上ではこれが初出とされる。また、『[[平家公達草紙]]』にも、権力者が次々と失脚するさまを「将棋倒し」と表現した部分があり、こちらが初出の可能性もある(後世になって「将棋倒し」の表現が追加されたとも考えられている)。