「楷書体」の版間の差分

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{{漢字|[[画像:China 9seikyu Laisenmei.jpg|170px|初唐 欧陽詢の九成宮醴泉銘]]}}
'''楷書'''(かいしょ)とは、[[漢字]]の手書き書体のひとつ。
 
==楷書(手書き書体)==
=== 概要 ===
'''楷書'''(かいしょ)とは、[[漢字]]の手書き[[書体]]のひとつ。一画一画を続けずに、[[]]を離して書く。方形に近い字形である。横線は、筆の打ち込み、中間の線、筆の止めがはっきりしていることが多い(三過折)。現在では漢字のもっとも基本的な字形であるといえる。楷書体は比較的新しい時代に生まれた。
なお現代日本で一般的に書道などで楷書を学ぶといった経験が少なくなり、活字印刷を通してしか漢字を目にすることがなくなってきたことから、楷書を活字体([[明朝体]])の字体(字の骨格)をなぞったものと考える向きがある。しかし、この活字体は[[康熙字典]]の書体をもとにしており、初唐に確立した伝統的な楷書体とは異なるものである。