「ループアンテナ」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
しまでん (会話 | 投稿記録)
m ページ ループアンテナループ・アンテナ へ移動: Wikipedia:表記ガイド#中黒準拠 - 外来語の単語の区切りには中黒を使います。
しまでん (会話 | 投稿記録)
m ループアンテナ→ループ・アンテナ
1行目:
'''ループアンテナ'''は、エレメント(導線、導体部分)を環状(ループ)にした[[アンテナ]]である。
 
動作原理によって次の3種類に分類できる。
8行目:
 
このうち、'''1''','''2'''は他のアンテナと同様に[[電場|電界]]を検出するものであるのに対し、'''3'''は[[磁場|磁界]]を検出するもので、動作原理に違いがある。この項目では'''1''', '''2'''について説明する。
<!--しかし、上記の'''1''','''2'''のどちらも'''ループアンテナ'''と呼ばれており、混同される可能性がある。-->
 
==エレメント長を1波長とするもの==
'''ループアンテナ'''の最も基本的な構造は、長さが1[[波長]]の円形(正確には円弧形)の導線の両端に給電するものである。[[ダイポールアンテナ]]などと同様に、導線(エレメント)に[[定常波]]を生じさせることにより、[[電場]]を形成する。特徴は次の通りである。
 
* 利得が高い
22行目:
 
==導線を何回か巻いたもの==
{{Double image aside|right|Loop Antenna.jpg|112|Aiwa XR-V10MD.jpg|200|中波ラジオ受信用のループアンテナ([[アイワ]]の[[ミニコンポ]]の付属品)|接続例}}
[[電子部品]]として用いられる通常の[[コイル]]よりも大きな直径で導線を何回か巻いたものも、[[ループアンテナ]]と呼ばれる。[[コイル]]内部の[[磁場]]の変化により、誘導起電力を取り出す原理である。この場合、導線の長さは動作に直接関係しない。多くは[[コンデンサ]]を接続して[[共振]]回路として用いる。[[送信]]用としての用途はそれほど多くなく、むしろ[[電磁誘導]]の応用として135kHz、13.56MHzの[[電波]]を利用した[[RFID]]などに用いられている。
 
この代表的な製品として、[[中波]]帯のAM[[ラジオ]]の遠距離受信用のアンテナが市販されている。直径1m程度の三角形、四角形などの[[コイル]]と可変[[コンデンサ]](バリコン)により同調を取り、[[ラジオ]]に内蔵されている[[バーアンテナ]]と電気的に結合させるものである。