「種多様性」の版間の差分

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Yskond (会話 | 投稿記録)
α、β、γ多様性について説明の補足。
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α多様性、β多様性、γ多様性の関係について修正
9行目:
:ある1つの環境における種多様性(一般的な種多様性の使われ方)
;'''<math>\beta</math>多様性(beta diversity)'''
:別々の環境間の種多様性の違い(比較する環境間での種の入れ替わり。環境間の種の類似性が低ければ、β多様性の指数(Sørensen's類似度指数など, 0<<math>\beta</math><1)は高いことを意味する。)
;'''<math>\gamma</math>多様性(gamma diversity)'''
:対象とする全ての環境の種多様性(γ(上記のβ多様性=βの指数を使えば、γ多様性 x はβ多様性とα多様性の積と考えることができる。
 
==多様度指数==
18行目:
;Simpsonの多様度指数<math>D</math>
:<math>D = 1 - \sum_{i=1}^S p_i^2</math>
:ここで''S''は群集に含まれる種の数。<math>p_i</math>は種''i'' の個体数が、群集の全個体数に占める割合である。当初、[[:en:Edward H. Simpson|シンプソン]]によって定義された指数は<math> D = \sum_{i=1}^S p_i^2</math>であったが、この定義では多様性が高いほど0に近い値をとり、群集が1つの種のみで構成される例を式に当てはめると判るように多様性が低くなるときに1に近づくため、数値の解釈に誤解を受ける可能性があった。そのことから、現在では冒頭の定義式をSimpsonの多様度指数として用いることが多い。冒頭の定義式を用いると、<math>\alpha</math>多様性<math>D_\alpha</math>、<math>\beta</math>多様性<math>D_\beta</math>、<math>\gamma</math>多様性<math>D_\gamma</math>の間に <math>D_\gamma = D_\alpha + D_\beta</math> が成立する
 
;Shannon指数<math>H^\prime</math>