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KR750は、[[F750 (ロードレース)|F750]]選手権用ロードレーサー(競技用[[オートバイ|バイク]])である。[[エンジン]]は[[2ストローク機関|2ストローク]][[水冷エンジン|水冷]][[直列エンジン|直列]]3気筒。初期型のKR750は不安定なハンドリングとカワサキのファクトリーカラーであるライムグリーンに掛けて「グリーンミーニー」(green meanie)と呼ばれた。
 
[[国際モーターサイクリズム連盟|FIM]]が[[F750]]の最低[[ホモロゲーション]]台数を25台に減らし、さらに、どのようなバイクでもよい、という決定をしたので、KR750が誕生した。
 
=== 概要 ===
; '''1975年、KR750デビュー'''
 
<!-- エンジンの特徴 -->
[[1975年]]型KR750の[[エンジン]]は、120度の[[2ストローク機関|2ストローク]][[直列エンジン|直列]]3気筒の[[ピストン]]ポートで、1気筒あたり4つ[[掃気ポート]]を持ち、[[ボア]]・[[ストローク]]は68 x 68mmのスクエアである。[[馬力|出力]]は、120bhp<ref name="bhp" />/9500rpmである。ただ、6000rpm付近で出力曲線に''折れ''があり、スイッチが入ったかのような出力特性を持っている。この特性はとても扱い難いものである。
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[[ミック・グラント]]と彼のチームメイトの[[バリー・ディッチバーン]]は、1975年の[[イギリス]]・スーパーバイク・シリーズで[[バリー・シーン]]([[スズキ (企業)|スズキ]])を破り、1位と2位を獲得した。もう一人のKR750ライダー、[[イヴォン・デュハメル]]は、[[国際モーターサイクリズム連盟|FIM]]750シリーズの[[オランダ]]のレースで2ヒートとも優勝し、総合優勝をカワサキにもたらした。
 
; '''1976年、アーブ・カネモトとギャリー・ニクソンの活躍'''
 
[[1976年]]、KR750はチャンピオン・シップに手が掛かった。[[アーブ・カネモト]]がチューニングした3気筒[[エンジン]]は10000rpmまで回り、また、レース・シーズン中盤から使い始めた特製の[[フレーム形式 (オートバイ)|フレーム]]によって、このKR750を駆る[[ギャリー・ニクソン]]はポイント・リーダーとなった。しかし、レース・シーズン終了後、[[国際モーターサイクリズム連盟|FIM]]は、ギャリー・ニクソンが勝っていたはずの第2戦[[ベネズエラ]]の結果を破棄しため、ギャリー・ニクソンとKR750はチャンピオンになれなかった。
 
; '''KR750の終焉'''
 
カワサキは1976年をもって[[F750 (ロードレース)|F750]]クラスのレースから撤退し、[[#KR250|KR250]]と[[#KR350|KR350]]で[[ロードレース世界選手権|WGP]]に力を注ぐことにした。
<!-- 結果 -->
KR750が残した結果は、1975年のイギリスの1シーズンと、[[グレッグ・ハンスフォード]]と[[マレー・セイル]]が[[ネビル・ドイル]]・チューンのKR750を駆って圧勝した[[オーストラリア]]の1戦だけに終わった。[[ヤマハ・TZ#TZ750|ヤマハTZ750]]のほうが良いロードレーサーだった。
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== 関連項目 ==
* [[ロードレース世界選手権|ロードレース世界選手権(WGP)]]
* [[マン島TTレース]]
* [[F750 (ロードレース)|F750]]
 
== 外部リンク ==
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<!-- Categoryなど -->
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{{DEFAULTSORT:KR}}
{{Motorcycle-stub}}