「スヴァローグ」の版間の差分

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火はとても神聖であったため、火が点っている間は叫んだりののしることは禁止されていた。民話におけるスヴァローグは火の大蛇、翼を持った火を噴く[[竜]]として描かれている。火の神Svarogichの息子がスヴォローグであるという解釈も存在する一方、この2人は同一の火の神を示すという解釈もある。
 
古スラヴ神話では、火に介在する生殖や性的な力をもって[[鍛冶]]の神としても信仰している。これらの神話では、同じ竜である巨大蛇あるいは多頭竜の姿をとるズメイと戦っている。当時のズメイは無差別に人々を殺戮していた。 スヴァローグは鍛冶で使う[[トング]]でズメイを捕まえ、鍬で引き上げ、こらしめた。
いくつかの神話では、スヴァローグは溝を掘るのに、自身の口を[[鋤]]代わりに使って耕し、人間に恵みを与えたという。さらにスヴァローグは深い溝を作り、あの世とこの世を切り離す事もするという。そして、今度はズメイがその溝に死者をっを放り投げるという。 いくつかのスラヴ神話では、すきで耕された溝はSmorodina川にもなったという。そして時代は流れ、やがてズメイは[[リュブリャナ]]の「竜の橋」の守護獣にもなり、東欧世界全般では悪竜から一部ではあるが守護竜へと多様な変化を遂げた。一種の大地神信仰と言えようていく。(詳細は[[ズメイ]]の記事を参照)
 
また、スヴァローグは聖コスマスと聖ダミアヌス、聖ミカエルとも同一視された。この場合、[[聖人]]を動物表現で表すことが多い。同一視された聖人の姿は黄金の角を持った牛、雄豚、馬、Varagnaという名のハヤブサで現している。