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'''ルドルフ・オットー'''('''Rudolf Otto''', [[1869年]][[9月25日]]-[[1937年]][[3月6日]])は、[[ドイツ]]の哲学者、宗教哲学者。[[マールブルク大学]]の教授で退官。
 
[[イマヌエル・カント]]と[[ド・フリース]]の研究から、[[崇高]]で聖なるものとは、という問題意識を持つようになり、[[宗教哲学]]の研究に移行した。代表作は、『聖なるもの』(1917年)、岩波文庫から邦訳がで宗教学の重要な原典である。[[キリスト教]]の教義に依拠せず、哲学の立場から宗教にどうアプローチするかということになると、オットーにたどり着くといわれる。
神聖で、それでいて[[道徳]]や習俗、[[認識]]とは別途のものを彼は、「[[ヌミノーゼ]]」という概念で呼ぶ。その他、彼には[[神秘学]]、[[罪]]、宗教哲学概説、といった分野の業績がある。インドの[[神話学]]にも通じていた。
 
==関連人物==
*[[ミルチャ・エリアーデ]] オットーから影響を受けた
*[[ウィリアム・ジェームズ]] アメリカの[[宗教学者]]
 
*[[ジェームズ・フレイザー]]  [[金枝篇]]が著名
*[[フリードリヒ・シュライアマハー|シュライエルマッハー]] オットーに影響を与えた
== 著作 ==
*『[[聖]]なるもの』
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*藤原 聖子 『「聖」概念と近代―批判的比較宗教学に向けて』
*:大正大学出版会 (2006.7) ISBN 4-924297-29-1
*『[[パウル・ティリッヒ|ティリッヒ]]著作集』第10巻 回想、自伝と交友編 [[白水社]] にオットーの追想がある
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