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'''ライトフライヤー号'''(Wright Flyer)は、[[ライト兄弟]]が開発した[[飛行機]]。[[1903年]]12月17日に[[アメリカ合衆国]] [[ノースカロライナ州]][[キティホーク]]にて初飛行に成功した。この飛行は、世界で初めての有人動力飛行である。これに他国より先んじて動力飛行に成功したと主張する者がまた別にいるものと現在でも多く主張されているものの[[ライト兄弟#脚注|*]]、公式に認められたものは存在していない。
 
== 概要 ==
主翼は複葉で、ガソリンエンジン一台を動力として、直径2.6mの[[プロペラ]]2つを[[推進式 (航空機)|推進式]]に配置し、[[ローラーチェーン]]によって駆動した。[[トルク]]を打ち消すために、2つのプロペラはそれぞれ逆回転に回転させた。
 
ライトフライヤー号は製作当時、操縦系を既に備えていたことでも画期的な飛行機だった。機体前方に[[エンテ|前翼昇降舵]]、機体後部に垂直尾翼[[方向舵]]を備え、ワイヤーにより、[[動翼]]を制御出来た。[[エルロン]]として主翼をたわませている(→[[たわみ翼]])。パイロットは機体に対して腹ばいに搭乗して操縦する。
 
計4回の飛行を行い4回目の飛行では59秒間で260mの飛行をしたが、その際着陸に失敗し前方の昇降舵が壊れ、その後停止中の機体が強風で転倒して大きく損傷している。