「ベレムナイト」の版間の差分

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[[イギリス]]や[[ドイツ]]などからは、軟体部の輪郭まできれいに保存されたベレムナイトの化石が見つかっている。それによると、ベレムナイトは殻に比べてはるかに大きな流線型の体と大きな眼を持っていた。また、現生のイカ類と同様に[[墨汁嚢]]はあったが、離れたところから射出するように伸びだして獲物を捕らえる[[触腕]]はなかった。
 
触手に吸盤を持っている現生のイカ類とは異なり、ベレムナイトは小さなフックを持っていた(現生のイカ類でも吸盤の縁には[[角質]]のぎざぎざしたリングが装着されているし、[[カギイカ]]のようにフックをもつ種類も存在する)。ベレムナイトは獰猛な[[肉食動物]]で、小さなフックがついた[[触手]]で獲物を捕まえては、[[くちばし]]状の[[顎板]]で肉をむしって食べていた。当時の海棲[[爬虫類]]はベレムナイトを捕食しており、例えば[[イクチオサウルス]]の腹部からはベレムナイトのフックが大量に見つかっている。
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