「ファミリーナンバー」の版間の差分

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== 歴史 ==
[[1895年]]、[[オーストラリア]]のブルース・ロウ(Bruce Lowe)は著書『フィギュアシステムによる競走馬の生産』の中で、当時のサラブレッドを[[イギリス]]の[[ジェネラルスタッドブック]]の1巻に記載されている牝馬(ロイヤルメア)まで母方を遡り、イギリスの根幹競走である[[ダービーステークス|エプソムダービー]]と[[セントレジャーステークス]]と[[オークス]]の優勝馬の数が多い系統順に並べ、多いものから1~43号の番号(フィギュア)をつけた。そして特に優れた競走馬が多く属する系統として1~5号を'''競走族'''、優れた種牡馬が多く属する38111214族を'''種牡馬族'''と呼び、必ずしも競走能力の優秀さと種牡馬能力の優秀さが相関関係にないことを明らかにした。
 
[[1953年]]に、[[ポーランド]]人の[[カジミエシュ・ボビンスキー]](Kaziemierz Bobinski)がこのファミリーナンバーに基づいて過去からそれまでのすべての系統を網羅した『[[ファミリーテーブル]]』を著し、世界中の主要競走の優勝馬の血統と主な成績を牝系別に示した。彼とその後の研究により、ファミリーナンバーは2006年3月時点で74号までが確認されているが、公式に認められているのは51号まで。[[1745年]]生まれのセリマのように、その後の研究によって別のファミリーに属するとしてファミリーナンバーが変更になったものもある。
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[[オーストラリア]]と[[ニュージーランド]]ではアメリカ同様にジェネラルスタッドブックに遡れない系統は'''コロニアルナンバー'''としてCをつけて表し、C1からC35が公式に認められている。そのほかc36からc72までが未公認の系統として存在する。
 
このほか、イギリスの[[半血馬]]の血統書に遡るB1からB26B26('''ブリティッシュ・ハーフブレッド''')、[[アルゼンチン]]のAr1、Ar2、ポーランドのP1、P2、[[ウルグアイ]]のUr1の系統が公式に存在する。日本にも[[濠サラ]]の子孫などの独自の系統が存在するが、国際的に公式な系統として認められていないため、番号による分類はされていない。これらの系統は国際血統書委員会(International Stud Book Committee)が管理をしている。
 
== 意味 ==