「ホルヘ・ルイス・ボルヘス」の版間の差分
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* ドン・イシドロ・パロディの六つの難事件(''Seis problemas para don Isidro parodi'' 1942)
: H・ブストス=ドメックというペンネームで書かれた、アドルフォ・ビオイ=カサーレスとの合作の探偵小説集。([[木村栄一]]訳、[[岩波書店]])
* [[伝奇集]](''Ficciones'' 1935-1944)
:『八岐の園』(''El jardín de senderos que se bifurcan'' 1941)、『工匠集』(''Artificios'' 1944)を併せて収録し、元々『永遠の歴史』に含まれていた『アル・ムターシムを求めて』が加えられていることもある。[[トレーン、ウクバール、オルビス・テルティウス]]([[w:Tlon, Uqbar, Orbis Tertius|Tlön, Uqbar, Orbis Tertius]])等を収録している。
* エル・アレフ(不死の人) (''El aleph'' 1949) 訳書複数
:[[ダンテ]]の『[[神曲]]』に直観を得た表題作
* ブロディーの報告書 (''El informe de Brodie'' 1970) 鼓直訳のほかに篠田一士訳<筑摩世界文学大系81>もある。([[筑摩書房]]、1984年)
* 砂の本(''El libro de arena'' 1975)
: 表題作『砂の本』は、『[[バベルの図書館]]』で言及されている無限のページを持つ本についての作品であり、『人智の思い及ばぬこと(There Are More Things)』は[[ハワード・フィリップス・ラヴクラフト]]を偲んだ作品である、全14篇。(
* 夢の本(''Libro De Suenos'' 1976) (堀内研二訳、国書刊行会、新版あり)
* ボルヘスとわたし (''The Aleph and other stories 1933~1969'' 1970)
: ボルヘス自らが選りすぐった20の短篇と、自伝風エッセイ、全収録作品に対する著者の注釈の三部で構成される。
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* 正面の月(''Luna de enfrente'' 1925)
* サン・マルティンの手帳(''Cuaderno San Martín'' 1929)
* 創造者(''El hacedor'' 1960)
* 陰翳礼賛(''Elogio de la sombra'' 1969) -「闇を讃えて」[[斎藤幸男]]訳、水声社
* 群虎黄金(''El oro de los tigres'' 1972) -「創造者」に所収
* 永遠の薔薇(''La rosa profunda'' 1975) 鼓直訳、国書刊行会、1989年 -
* 鉄の貨幣(''La moneda de hierro'' 1976) 鼓直訳、国書刊行会。
*
=== 評論 ===
* エバリスト・カリエゴ
: [[ブエノスアイレス]]、[[タンゴ]]についての最初期のエッセイ集
* ボルヘスの「[[神曲]]」講義 <同上>▼
<ボルヘス・コレクション全6巻:国書刊行会> [[柴田元幸]]・[[旦敬介]]・牛島信明ほか訳、2000-01年
* 永遠の歴史(''Historia de la eternidad'' 1936)▼
*無限の言語 初期評論集(''El idioma infinito'' 1925)、審問(''Inquisiciones'')ほか
* 時間に関する新しい反問(''Nueva refutación del tiempo'' 1947)「論議」<同上>▼
* 続・審問(''Otras inquisiciones'' 1937-1952) 「異端審問」(中村健二訳、[[晶文社]] 初版1982年)▼
*ボルヘスの北アメリカ文学講義 <An introduction to American literature>(''Introduccion a la literatura norteamericana'')
* シェークスピアの記憶(『La memoria de Shakespeare』in Obras completas)▼
*ボルヘスのイギリス文学講義 <An introduction to English literature>(''Introduccion a la literatura inglesa'')
*序文つき序文集<in Obras completas>(''Prologos con un prologo de prologos'')
*論議 <Discusion>
:
: 『「[[千夜一夜]]」の翻訳者たち』、『「ブヴァールとペキュシェ」擁護 』ほか
=== 講演集 ===
* ボルヘス・オラル(''Borges oral'' 1979) 木村栄一訳、水声社
* 七つの夜(''Siete noches'' 1980) [[野谷文昭]]訳、[[みすず書房]]
*
:晩年に行った[[ハーバード大学]]での詩学講義。 === 紀行文集 ===
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=== アンソロジー ===
何れも原典がボルヘスではなく、一種の[[編集者]]を務めた作品群。ただ文章自体はボルヘスによるので「書物」としての創作といえる。
* 汚辱の世界史(''Historia universal de la infamia'' 1935) 中村健二訳、晶文社
:[[吉良上野介]]、[[ビリー・ザ・キッド]]が、[[アンチヒーロー]]として名を連ねている。(他に[[集英社文庫]]版『砂の本』に併録) * [[幻獣辞典]](''El libro de los seres imaginarios'' 1967)マルガリータ・ゲレロとの共著 -柳瀬尚紀訳 晶文社
* ボルヘス怪奇譚集(''Cuentos Breves y Extraordinarios'' 1967)アドルフォ・ビオイ=カサレスとの共著 -[[柳瀬尚紀]]訳、[[晶文社]]
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