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'''対バン'''(たいばん)、及び「対バン形式」とは、ミュージシャンやバンド(主には[[ロック (音楽)|ロック]]や[[ポピュラー音楽|ポップ]][[バンド (音楽)|バンド]])が[[演奏会|ライブ]]を行う際に単独名義ではなく、複数のグループと共演(競演)する事をいう。
 
また、その共演者の事自体を指し示したり、「対バンする」などの形で対バン形式のライブを行うという意味の動詞として用いられる場合もある。
 
== 概要 ==
語源については、「対するバンドは」、「バンド同士の対決」などからきたと見られる。対決や競い合うという意味合いは薄く、単に一緒にライブを行う共演者という意味で使われることが多い。共演ではあるが、基本的に各グループにそれぞれ時間が割り当てられ、一緒に演奏をするセッションなどが行われる事は少ない。大規模な[[ロック・フェスティバル]]などではこの言葉はあまり使われない
対決や競い合うという意味合いは薄く、単に一緒にライブを行う共演者という意味で使われることが多い。
共演ではあるが、基本的に各グループにそれぞれ時間が割り当てられ、一緒に演奏をするセッションなどが行われる事は少ない。
大規模な[[ロック・フェスティバル]]などではこの言葉はあまり使われない。
 
慣例として、アンコールは最後に演奏したグループが務めたり、イベントの主催者が出演していた場合、そのグループが最後に演奏したりすることが多い。また、[[オープニングアクト]]がある場合もある。
イベントの主催者が出演していた場合、そのグループが最後に演奏したりすることが多い。
また、[[オープニングアクト]]がある場合もある。
 
== 対バンの理由 ==
対バンを行う理由は様々である。
 
まず、興行を成功させるためという理由があげられる。単独では多くの集客を見込めない場合に、複数のバンドで集まることによって集客を増やし、興行の成功を目指すのである。興行が失敗した場合でもその損失を分散させることができ、リスクを小さくすることができる。単独でも興行を行えるミュージシャンであっても、単純に規模を大きくできたり、競演による相乗効果や新たなファンの獲得を狙えるという理由から、この形式を取る場合もある。
まず、興行を成功させるためという理由があげられる。
単独では多くの集客を見込めない場合に、複数のバンドで集まることによって集客を増やし、興行の成功を目指すのである。
興行が失敗した場合でもその損失を分散させることができ、リスクを小さくすることができる。
単独でも興行を行えるミュージシャンであっても、単純に規模を大きくできたり、競演による相乗効果や新たなファンの獲得を狙えるという理由から、この形式を取る場合もある。
 
次に、労力の削減という理由がある。1つのライブやイベントを行うためには様々な準備を必要とする。複数の出演者で集まることによって、1グループあたりの労力を小さくすることができる。また、それぞれの演奏時間も短くなることから純粋にそのライブでの演奏に伴う労力も減少させることができる。
次に、労力の削減という理由がある。
1つのライブやイベントを行うためには様々な準備を必要とする。
複数の出演者で集まることによって、1グループあたりの労力を小さくすることができる。
また、それぞれの演奏時間も短くなることから純粋にそのライブでの演奏に伴う労力も減少させることができる。
 
この他に、イベント主催者があるグループのワンマンライブを企画する力が無い場合に、いくつかのグループを呼んでこの形式のライブを行うこともある。