「ダイニン」の版間の差分

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==重鎖==
ダイニン重鎖はダイニンの骨格を形成し、かつ[[アデノシン三リン酸|ATP]]の[[エネルギー]]を運動に変化する機能を持つ。重鎖の[[アミノ末端]]が柄の部分となり、これはダイマー形成や、他のダイニン形成分子との相互作用を担う。中央部から[[カルボキシル末端]]にかけてはリング状の頭部を形成し、6個のAAA+ [[ATPアーゼ]]ファミリーに属する[[タンパク質ドメイン|ドメイン]]と、一つのC末端ドメインが形成する7個のサブユニット様構造となる。AAA+ [[ATPアーゼ]]ドメイン4と5の間に存在する100[[アミノ酸]]残基程度の領域がストークとして突き出た部分となって[[微小管]]と作用すると考えられている。ATP が結合するのは6個の中でも始めの4個のAAA+ ドメインで、さらに始めの一つの[[タンパク質ドメイン|ドメイン]]のみが [[ATPアーゼ]] 活性を持つとされる。
 
==中間鎖・軽鎖==