「天山の巫女ソニン」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
Melckebeke (会話 | 投稿記録) 編集の要約なし |
Melckebeke (会話 | 投稿記録) m編集の要約なし |
||
14行目:
'''第3巻「朱烏の星」'''
: ある夜ソニンは夢の中で草原の中にうち捨てられた建物を見た。普通の民家などとは異なるその様子が少し気になったが、行くことのない場所だと思い直して、すぐに考えるのをやめてしまった。
:
: 王宮の中で黒曜石作りの見事な星図を見つけたソニンは、そこで偶然にも巨山王の一人娘のイェラ王女と出会う。次の日ソニンを自室に呼んで、天山の様子を熱心に尋ねるイェラだが、話題が星に及ぶと突然態度を
'''第4巻「夢の白鷺」'''
: 江南のクワン王子が再び沙維を訪れ、人々の話題をさらう中、ソニンはクワンの側近セオの存在に気づき驚く。ソニンが前年巨山で雪崩に巻き込まれた時、救い出してくれた謎の人物は彼だったのだ。クワンに再会したソニンは、彼から妹のリアン王女が会いたがっている話を聞かされ
: 江南の大災害の知らせを受けた沙維は、救援のため急遽イウォル王子を派遣する。イウォルの到着とほぼ同時に、敵国巨山から江南に無償で大量の食料と薬を援助するという申し出が伝えられた。さらに巨山のイェラ王女が使節を率いて江南にやって来た。イェラの美貌と巨山からの多大な援助は、江南の人々の心をたちどころにつかんでしまった。しかしその友好的な雰囲気の裏には、江南に対する辛辣な策謀が隠されていた……
43行目:
; イウォル
: 沙維国の王子。物語開始時の年齢は15歳。7人兄弟の末の王子として生まれた上、生まれつき口がきけないことから、内向的な性格に育ち、兄弟の中で最も影の薄い存在として王宮でも民間でも軽んじられてきた。ソニンの住んでいた村に立ち寄った時、ふとしたきっかけで彼女と手を触れると自分の意思を伝えられることに気がつき、ソニンを自分の侍女として王宮に召し抱えることにする。
: 聡明で学問熱心な努力家であるが、当初は口がきけないことを気にしすぎる
; ソニンの父
: 沙維国の貧しい農民。天山から「見込み違い」で戻されたソニンを暖かく迎え入れた。謙虚な人柄で、ソニンが王宮に仕えることになった時には、王子の侍女という身分をかさに着て増長しないようにと彼女を諭している。もとは江南の国境近くの出身で、若い頃は船乗りになりたかったが、最初の航海で挫折した。その時の経験から、いささか変わった人生観を持っている。
62行目:
: 沙維国の第1王子。第1巻の後、老齢の父王から王位を譲られ、30歳で即位する。慈悲深く公正な人柄で国民の人気はあるが、国内外で山積する難題に苦慮している。
; サウォル
: 沙維国の第2王子。兄弟の中で最も母親似の美しい容姿をした貴公子で、幼い頃母親と死別したイウォル王子に慕われている。駆け引きや弁舌に巧みで、兄のパロル王の即位後は、外交上の交渉を担当する場面が多い。許嫁である侍女のファジャン(後に結婚)もソニンと親しいことから、兄王子たちの中で最もソニンのことを目にかけている。
; サンサ
: 「森の民」のナム族の老女。年齢は80近く。同じくナム族出身だった前王妃の頼みから、イウォル王子の乳母として王宮に仕えたことがある。かつてはソニン同様、イウォル王子の手を触れることで王子の声を聞くことができた。
|