「学年制と単位制」の版間の差分

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'''単位制'''(たんいせい)とは、[[授業]][[科目]][[単位]]と呼ばれる学習時間数に区分して修得していく方式のことであり、'''学年制'''(がくねんせい)とは、各[[学年]]で[[教育課程]]の[[修了]]を繰り返すことによって学習していく方式のことである。
 
一般的に、単位制は、授業科目ごとに取得できる単位数が決まっており、[[卒業]]時に必要単位数がそろっているかどうかで卒業を判定することが多い。授業科目の学習成果を単位として修得していく方式は、後期[[中等教育]][[高等学校]]なの課程など)以降で行われている。
 
多くの高等学校では、単位制と学年制を併用しており、一方、多くの[[大学]]では、単位制のみを用いていること多い。近年、高等学校や[[中等教育学校]]の後期課程でも学年制を用いず単位制のみを用いる[[教育]]が増加しており、このような教育は、特に「単位制による教育」と呼ばれる。(なお、すべての高等学校と中等教育学校の後期課程は、単位制を用いており、「単位制高等学校」の呼称は、学年制を用いず単位制のみを用いているという意味である。また、単位制による教育は、学年ごとの教育課程の区分を設けずに行われるが、学年を設けないという意味ではない。)
 
== 1単位に必要な学習時間 ==
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: 1単位あたり45時間の学修を必要とする内容とするのが標準である。これには、予習、復習、課題などの時間を含み、授業時間については、講義及び演習については、15時間から30時間までの間、実験、実習及び実技については、30時間から45時間までの間とされている。
 
: なお、芸術等の分野における個人指導による実技の授業については、大学などが定める時間の授業をもて1単位とすることができ、卒業論文、卒業研究、卒業制作等の授業科目については、必要な学修を考慮して単位を定めることができる。
 
: 高等教育の1単位は、高等学校の単位に換算すると、約1.54単位である。