「還元主義」の版間の差分

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Scientist 24 January 1985</ref>。[[ジョン・ポーキングホーン]]は、しばしば強い還元主義者と見なされた[[フランシス・クリック]]や[[リチャード・ドーキンス]]も、彼らが説明のために自分自身の分野(分子生物学や集団遺伝学)の概念を用いたが、クォークのレベルまで還元しなかった事に注意を促した<ref name=IERS />。
 
還元主義は生物学に途方もない成功をもたらしたが、しかし分子生物学の近年の進展状況によって、生物システムの複雑さに対しては還元主義が非常に不十分な手法であることが明らかになった。生物の複雑さ([[複雑性]])に対しては、(還元主義を含んではいるものの)より統合されたアプローチである'''[[多元主義]]'''が重要なのだ、というのが一致した見解である。<ref>Promises and limits of reductionism in the biomedical sciences [http://www.pubmedcentral.nih.gov/articlerender.fcgi?artid=1299179 Summary]</ref>。
 
==難点の認識と改善の試み==