「東洋哲学」の版間の差分

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== インド哲学 ==
厳しい自然風土と錯綜した複雑な社会構造のもとで、古代インドでは生活の基本となる思想や学問が求められた。そこで生まれたのが[[ヴェーダ]](Veda)、[[ウパニシャッド]](Upanisad)の哲学である。『[[リグ・ヴェーダ]]』(Rg-Veda)は上天(deva)への讃歌集であり、そこでは、自然現象や抽象概念などが神格化されている。それらの諸神は、[[三界]]に配されており、祭祀の際には諸神の中の一神を勧請してきて現世的な利益をもとめることが行なわれていた。ヴェーダ経典には[[ブラーフマナ]](Brahmana)という注釈書が作られ、さらに、ヴェーダ経典を集大成したウパニシャッドや[[アーラヌヤカ]]によってより深化することとなった。そこでは、宇宙の根元を[[ブラフマン]](brahman)と呼び、それに対して人間に内在する原理を[[アートマン]](atman)と名づけ、その二者が一体化した状態を求めることとなった。同時に、人間の行為の善悪の果報の原因を、前生の[[業]](karman)に求める[[輪廻]]の思想も発達した
 
== 中国哲学 ==