「入出力」の版間の差分

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== 概要 ==
[[情報処理]]の考え方に基づく[[モデル]]において入出力は、[[データ]]や[[情報]]などを加工する過程([[プロセス]])の前[[処理]]と後処理と考えられ、情報処理は、入出力があることによって完結し得るものだと考えられている。
 
入出力は、データ・情報の信用性、利用者とシステムの親和性などとかかわっており、入力と出力の間にどのような優れたデータ・情報の加工処理があろうとも、入出力に不備があったり、利用者にストレスを感じさせたりするものであると、処理全体の意味が半減する。
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[[コンピュータ処理]]の分野においては、[[コンピュータ]]の'''5大機能'''(ごだいきのう)の制御・[[演算]]・入力・出力・[[記憶]]のうち、入力・出力の機能を取り出して入出力と考える。
 
一般的に'''入力装置'''(にゅうりょくそうち)を用いて、コンピュータに利用者([[ユーザー]])が[[データ]][[情報]]などを伝え、'''出力装置'''(しゅつりょくそうち)を用いて、コンピュータが利用者(ユーザー)にデータなどを伝える。
 
また、コンピュータ同士が情報を遣り取りする通信([[コンピュータネットワーク]])も、入出力機能に該当する。
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=== オペレーティングシステムでの入出力 ===
{{see also|標準ストリーム}}
コンピュータにおいて特に指定しないときに用いられる([[デフォルト]]の)[[データ]]の入力・出力を標準入出力と言う。[[キャラクタ (コンピュータ)|キャラクタ]]ベースを想定した[[オペレーティングシステム]]([[UNIX]]系OS、[[MS-DOS]]等)では、以下の種類がある。(カッコ内は[[ファイル (コンピュータ)|ファイル]]ハンドル)
 
; 標準入力 (stdin)
: 一般的には[[キーボード (コンピュータ)|キーボード]]に対応する。コンピュータ(オペレーティングシステムもしくは実行プログラム)への指示や入力データを投入するための入力装置
; 標準出力 (stdout)
: 一般的には[[ディスプレイ (コンピュータ)|ディスプレイ]](キャラクタ表示)に対応する。コンピュータ(オペレーティングシステムもしくは実行プログラム)からの実行状態の報告や実行結果が表示される出力装置。ただし、実行状態の経過報告と実行結果を同時並行で出力するプログラムの場合は、実行結果のみをここへ出力する
; 標準エラー出力 (stderr)
: 一般的にはディスプレイ(キャラクタ表示)に対応する。コンピュータ(オペレーティングシステムもしくは実行プログラム)からの実行状態の経過報告等が表示される2番目の表示出力装置
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: 一般的には[[プリンター|プリンタ]](キャラクタ出力)に対応する。実行プログラムからの帳票印字を出力する為の装置
 
コンピュータに搭載されている[[オペレーティングシステム]]によって、備わっている標準入出力の種類や個数は異なるが、通常、そのオペレーティングシステムで扱える他の種類のファイルと同列の存在として扱われる。
 
なお、オペレーティングシステム(や実行プログラム)の設計時に標準の入出力先として想定している装置から、別の装置へと入出力先を切り替える事を、[[リダイレクト]]と言う。
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*[[入出力ポート]]
*[[制御装置]]
*[[ALU|演算論理装置]]
*[[記憶装置]]
*[[ユーザーインターフェイス]]
*[[インタフェース (情報技術)|インタフェース]]
*[[ファイル記述子]]
*[[スペシャルファイル]]