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シングルマッチ、[[タッグマッチ]]、[[バトルロイヤル]]等、幅広い試合形式で採用され、プロレスの一般的な勝利条件である。ピンフォールを奪うために多様なフォール技が用いられる。
== 概要 ==
一方の選手が相手選手の両肩をマットに押し付けた状態で、[[レフェリー (プロレス)|レフェリー]]が片手でリングを叩き規定のカウントを数えるとピンフォールとなり、勝利が確定する。通常、プロレスの試合ルールでは3カウントピンフォールが勝利条件となるが、試合形式によっては必要となるカウント数が異なる場合がある。[[JWP
3カウントのタイミングは実時間とはあまり一致せず、試合を裁くレフェリーによってまちまちだが、おおむね1秒1カウント程度の速さ。なお3カウントである理由として、「敵に3秒間押さえつけられた者は必ず死ぬという戦場の掟から由来した」とされる話も存在する。
ピンフォールからの逃れ方には、通常以下のような方法が存在する。
* 片方の肩(もしくは両肩)をマット上から離す。
* 腕や足など身体の一部を一定以上ロープ外に出す(ロープブレイクという。団体によってロープに触れたり手で掴んだりした程度では認められない場合がある)。
* タッグマッチの場合、ピンフォールの体勢に持ち込まれた味方のレスラーを他のレスラーが救出する(カットプレイ)。[[トリプルスレットマッチ]]では決着が付いてしまわないように敵のレスラーであってもカットを行う。
また近年はフォールされている選手がレフェリーのカウントを取る腕を掴んでカウントを静止させたり、タッグマッチにおいて味方選手を助けるのではなく、レフェリーに攻撃を加えるなどしてカウントを取る邪魔をする場合もある。
ピンフォール以外の勝利条件としては、[[ギブアップ]]、[[ノックアウト]]、[[リングアウト|場外カウントアウト]](規定時間内に[[リング (格闘技)|リング]]内に戻れないこと)、[[反則行為|反則]]勝ち(反則行為を犯したレスラーがレフェリーに反則5カウントを取られたり、悪質な反則であると判断されると、反則を犯したレスラーは即反則負けとなる)等が挙げられる。また、試合形式によってはそれ以外の特殊な条件が勝利条件となることもある。
まれに、[[足4の字固め]]などをかけられた選手の両肩がマットについている際に、フォールカウントを取るレフェリーも存在する。肩を押し付けているわけではないので、この項冒頭に示された定義にやや反するが、マット上の膠着状態から観客の注意力をそらさないための配慮と考えられる。逆に、技をかけているはずの選手が両肩がマットについていたためにフォールカウントをとられることもある。かつては、[[ジャーマン・スープレックス]]などで技を掛けている側の選手の両肩もマットについていた場合は両者のフォールカウントを取ることもあった([[1976年]]
== 観客の反応 ==
大技を受けたレスラーがピンフォールの体勢に持ち込まれ、カウント3が入るか入らないか(ニア・フォール、俗にカウント2.9等と呼ばれる)の状態から逃れると、エキサイティングな試合展開となる。プロレスの試合では、観客の反応も試合展開の重要な要素の一つとなり得るため、大技の攻防を繰り返してフォール合戦となる試合展開が少なくない。
== 種類 ==
ピンフォールで勝利を
また、相手の隙をついて素早くフォール技をかけてピンフォールを奪おうとする行為を[[クイック (プロレス)|クイック]]と呼ぶ。
== 関連項目 ==
* [[プロレス]]
* [[プロレス技]]
* [[タップアウト]]
* [[フォール技]]
* [[クイック (プロレス)]]
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