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==概要==
マルボドゥウスはマルコマンニ族の貴族の出身であった。マルコマンニ族は[[紀元前10年]]に[[大ドルスス]]らの遠征で屈服し、マルボドゥウスはローマへの人質となったが、ローマ滞在時は皇帝[[アウグストゥス]]の知遇を得た。紀元前9年頃、マルボドゥウスは[[ゲルマニア]]へ戻って、暫くしてマルコマンニ族の族長となった。 大ドルスス、[[ティベリウス]]の遠征によって[[ライン川]]以西及び[[ドナウ川]]以南をローマ領へ組み入れ、ローマ化を進めたことから、マルボドゥウスはローマの影響の及ばない後の[[ボヘミア]]へマルコマンニ族を連れて移り住んだ。 ボヘミアでマルボドゥウスはマルコマンニ族の「王」を自称し、近隣に居住していた同じゲルマン系の部族もマルボドゥウスの威に従い、マルボドゥウスはこれらを組織化した。
 
アウグストゥスは、マルボドゥウスの勢力が強まることは、イタリア本国から程近い立地にあることもあって、ローマにとって危険と考えたことからマルコマンニ討伐を計画し、ティベリウスにローマ軍を率いて、マルコマンニ族を討つように指示を出した。