「明石志賀之助」の版間の差分

'''明石 志賀之助'''（あかし しがのすけ、[[生没年不詳]]）は、[[力士]]で初代[[横綱]]である。活躍期間は[[寛永]]年間【{{和暦|1624}} - {{和暦|1644}}】とされる。従来の力技だけでなく、相撲の技に関して研究し、基本となる[[四十八手]]の技を考案した人物だとも云われる。

[[宇都宮市|宇都宮]]の出身で、宇都宮[[藩士]]・[[山内典膳|山内典膳（主膳）]]の子で鹿之助と云われているが不詳。身長は八[[尺]]三[[寸]]（約251.5cm）、体重は185kgあったと言われる。又、[[上総国]][[久留里城|久留里城下]]（現在[[千葉県]][[君津市]]）の生まれという説も存在する。

[[江戸]]、[[京都府|京]]、[[長崎県|長崎]]を始め諸国で[[相撲]]を取り、抜群の強さを誇った。京に上って[[大関]][[仁王仁太夫]]を倒し、[[朝廷]]から「[[日下開山]]」の称号を受けたとされ、これをもって初代横綱とされる。

{{和暦|1900}}、横綱[[陣幕久五郎]]が引退後に、[[東京府]][[東京市]][[深川区]]の[[富岡八幡宮]]に建立された[[横綱力士碑]]に歴代横綱を列挙した時、初代横綱としてその[[四股名]]を刻んだ。

{{和暦|1624}}3月、江戸[[四谷]]塩町で初めて[[勧進]]相撲を興行したとされ、江戸勧進相撲の創始者ともいわれる。その証拠となる[[番付]]があるとされたが後世偽物である（複数あって、うち1枚は陣幕が創作したとされる）として否定された。

実在の人物ではないともされ、[[講談|講談師]]が生み出した架空の人物、あるいは、2人以上の明石という力士が混同されたものとも言われている。