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{{Otheruses|映画および戦時歌謡|シベリア抑留中のリンチ事件|「暁に祈る」事件}}
 
'''暁に祈る'''(あかつきにいのる)は、[[昭{{15年]]([[暦|1940年]])}}に封切られた松竹大船映画、およびその主題歌である[[戦時歌謡]]である
 
==映画『<{{small>|征戦愛馬譜</small>}} 暁に祈る』==
{{Infobox Film
|作品名 =
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|製作総指揮 =
|製作 =
|脚本 = 斎藤良輔</br/>八木沢武孝
|出演者 = 徳大寺伸</br/>田中絹代</br/>佐分利信</br/>笠智衆
|音楽 = 万城目正
|主題歌 = 『暁に祈る』
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===スタッフ===
*監督: [[佐々木康]]
*脚本: [[斎藤良輔]]、[[八木沢武孝]]
*撮影: [[野村昊]]
*音楽: [[万城目正]]
 
===キャスト===
*石川真吉: [[徳大寺伸]]
*真吉の妻・千代: [[田中絹代]]
*真吉の父・謙作: [[河村黎吉]]
*冬木清一: 夏川大二郎
*松田部隊長: [[佐分利信]]
*唄う兵隊: [[伊藤久男]]
*千代の母・坂田しげ: [[葛城文子]]
*千代の妹・志津: [[汀陽子]]
*原口上等兵: [[笠智衆]]
 
===あらすじ===
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==戦時歌謡『暁に祈る』==
映画『暁に祈る』の主題歌として「愛馬花嫁」とのカップリングで1940年に発表され、大ヒットした。この曲を歌った[[伊藤久男]]は映画にも「唄う兵隊」の役で出演している。
 
陸軍省馬政課肝煎りの映画であったため、主題歌についても馬政課員の軍人達がたいへん張り切り、作詞を担当した野村俊夫は7回も書き直しを命じられた。その時野村が思わず漏らした「あ~あ」というため息から、この歌の印象的な歌い出しが生まれたという。<ref>日本コロムビア「歌謡で辿る昭和の痕跡 軍歌・戦時歌謡大全集(7)映画主題歌(1)」(CD)の解説(監修 八巻明彦)より。</ref>
 
このときの馬政課長は、2006年公開の映画『[[硫黄島からの手紙]]』で脚光を浴びた[[栗林忠道]](当時騎兵大佐)。栗林はこのほかに[[愛馬進軍歌]]の選定(1938年)にも関わっている。
 
詩と曲には、望郷の念にかられる兵士達の思いが見事に描かれており、それが大衆に受け、当初の目的である「軍馬PR映画」の枠を超えてレコードは大ヒットを記録した。この曲や、同じく[[古関裕而]]作曲である「[[露営の歌]]」などの歌詞やメロディを紐解くと、実は「反戦の歌」であることがわかる。本心では家族と別れ戦争に行きたくはなかった兵士達に共感を得て愛唱された結果、ヒットした。現在でも戦中派に愛唱されている名曲である。
 
{|class="wikitable" style="white-space:nowrap"
*『暁に祈る』
|-
*:作詞:[[野村俊夫]]
! !! 曲 !! 作詞 !! 作曲 !! 編曲 !! 歌
*:作曲:[[古関裕而]]
|-
*:編曲:[[奥山貞吉]]
*:歌:| 1 || 暁に祈る || [[野村俊夫]] || [[古関裕而]] || [[奥山貞吉]] || [[伊藤久男]]・コロムビア男声合唱団
|-
 
*:歌:| 2 || 愛馬花嫁 || [[西條八十]] || [[万城目正]] || [[仁木他喜雄]] || [[ミス・コロムビア]]・[[渡辺はま子]]・[[菊池章子]]・コロムビア女性合唱団
*『愛馬花嫁』
|}
*:作詞:[[西條八十]]
*:作曲:[[万城目正]]
*:編曲:[[仁木他喜雄]]
*:歌:[[ミス・コロムビア]]・[[渡辺はま子]]・[[菊池章子]]・コロムビア女性合唱団
 
==注釈==
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{{DEFAULTSORT:あかつきにいのる}}
[[Category:日本の戦争映画(1945年以前)]]
[[Category:軍歌1940年の映画]]
[[Category:日本の軍歌]]
[[Category:映画主題歌]]
[[Category:1940年の楽曲]]