「Maximum Transmission Unit」の版間の差分

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Path MTU Discoveryに関する記述の誤りを修正、訳語の再選択
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</ref>。
 
== Path 経路MTU Discovery探索 ==
前述のとおり、MTUは通信メディアやカプセル化の有無などによって変わる。このため、[[パケット]]を中継していく途中でMTUの小さな経路に遭遇する可能性がある。Internet Protocol(IP)のような上位層は通常、パケットの片化統合を行うことで、MTUを超えるパケットを転送する。しかし、このようなパケットの再構成は通信パフォーマンス低下の原因となるため、化の起こらないパケット長がわかっている場合は、あらかじめパケット長を制限して送信するという考え方もある。逆に、必要以上に短いパケット長に制限することは、パケット数を増加させ、またネットワーク帯域の使用率を低下させることになる。
 
IPではRFC 1191で規定されるPath経路MTU探索(Path MTU DiscoveryDiscovery)を使うことで、終端まで化を行わずに転送できるMTUを動的に検出できる。これは、通信パケット先立って分禁止のフラグを設定しておき、MTUの問題で転送できない経路に到達した際はその旨を[[Internet Control Message Protocol|ICMP]]パケット信元に通知してエラフレにならない最大サイズム長検出再調整するという手法仕組みである。
 
ところが経路上の[[ルーター]]や[[ファイアーウォール]]の設定によっては、Path MTU Discoveryが使用できず、タイムアウトするなどの問題が発生する。典型的なケースは、ICMPに応答せず破棄してしまうような設定で、Path MTU Discovery Black Holeと呼ばれる。主な問題と対応策はRFC 2923にまとめられている。
 
== 脚注 ==