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英語圏では必ず「Stay or go?」と尋ねると誤解を招きかねないので追加。
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「take out」という[[英語]]には「外へ出す」「連れ出す」「(時間などを)割く」という複数の意味がある。[[日本]]で使われる「テイクアウト」の語は、飲食物の店外持ち出しを指す場合が多い。なお、「テイクアウト(takeout,take-out)」の語は[[アメリカ英語]]であり、[[イギリス英語]]では「テイクアウェイ(takeaway,take-away)」と言う。
 
客が直接持ち出す場合をテイクアウトと呼称するのに対し、[[店舗]]の経営者や[[従業員]]など[[スタッフ]]が飲食物を店外に持ち出して客の自宅等に運ぶことは、[[デリバリー]]」または「[[出前]]」と呼ばれる。店内飲食は[[イートイン]](eat-in)」と呼ばれる。既に出来上がっている調理の必要のない調理済みの飲食物を持ち帰るのがテイクアウトであり、調理の必要のある生鮮食品などを持ち帰るのは定義上、テイクアウトとは呼ばない。またイートインもデリバリーも行わないテイクアウト販売のみの店舗やチェーン(例:コンビニ弁当など)には[[冗語]]になるので使用しない。自動車に乗りながら注文可能な[[ドライブスルー]]」はテイクアウトの一形態である。
 
英語圏ではテイクアウト、イートインという言葉は店舗で客に対してあまり使われず、従業員から「Stay or go?」、「Here or to go?」又は「for here?」などと訊かれる。少なくとも、[[アメリカ合衆国]]の[[ワシントンD.C.]]、[[ニューヨーク州]]、[[ワシントン州]]、[[オハイオ州]]の[[ファーストフード|ファーストフード店]]では「Stay or go?」という尋ね方は一般的ではない。客側がテイクアウトを希望する場合にも"to go"あるいは"to eat out"と言うのがより自然である。アメリカ国内の[[バーガーキング]]では店内での飲食を希望した場合には領収書に「イートイン (EAT IN) 」と明記されるので、イートインという言葉が英語圏で一般的でないという見解は誤りである。日本でも店舗において客に対しては、「お持ち帰りでしょうか?お召し上がりでしょうか?」のように、「持ち帰り」の語が「テイクアウト」の意で、「召し上がり」の語が「イートイン」の意で、一般に使用されることが多い。
 
多くの[[チェーン店|チェーン]]による[[ファミリーレストラン]]や[[ファーストフード]]店がテイクアウトを実施しており、利点として店舗のキャパシティー以上の顧客をさばける事や、顧客のスケジュールに柔軟に対応できるなどが考えられる。[[プラスチック]]や[[発泡スチロール]]の[[容器]]が普及していなかった時代はテイクアウトにも限界があったが、今日、日本では店舗に食事スペースを保有しないチェーン店も多くあり、[[ピザ]]チェーンや一部の[[寿司]]チェーンのようにデリバリー、テイクアウトのみ」という形態が一般に多くなった。メニューの一部([[日配食品]]を使用した物など)は状況により衛生面を考慮してテイクアウトができない場合もある。
 
== テイクアウトを実施している主なチェーン ==
<!-- Wikipedia日本語版内に項目が存在するもの限定で例示。 -->
* [[ウェンディーズ]]
* [[エクセルシオール カフェ]]
* [[カレーハウスCoCo壱番屋]]
* [[牛丼太郎]]
* [[ジョナサン (ファミリーレストラン)|ジョナサン]]
* [[すき家]]
* [[スターバックス]]
* [[デニーズ (日本)|デニーズ]]
* [[ドトールコーヒー]]
* [[ドミノ・ピザ]]
* [[バーガーキング]]
*[[ピザハット]]
* [[ピザーラハット]]
* [[ピザーラ]]
* [[まいどおおきに食堂]]
* [[マクドナルド]]
* [[松屋フーズ|松屋]]
* [[モスバーガー]]
* [[吉野家]]
* [[ロイヤルホスト]]
* [[ロッテリア]]
など(五十音順)。