「斜交ベクトル空間」の版間の差分
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標準斜交空間は、以下の[[斜交行列]]により与えられる斜交形式を有する '''R'''<sup>2''n''</sup> である。
ここで、''I''<sub>''n''</sub> は ''n'' × ''n'' 次[[単位行列]]である。
標準基底
により、
が成り立つ。
30行目:
ここで、以下の形式を持つこれら空間の[[直和]] ''W'' := ''V'' ⊕ ''V''<sup>∗</sup> を考える。
そして、''V'' の任意の基底 <math>(v_1, \ldots, v_n)</math> を取り、その[[双対ベクトル空間|双対基底]]
を考える。
''x''<sub>''i''</sub> = (''v''<sub>''i''</sub>, 0) および ''y''<sub>''i''</sub> = (0, v<sub>''i''</sub><sup>∗</sup>) と書くと、これら基底ベクトルが ''W'' 内にあると解することができる。
これらを一まとめにして考えると、''W'' の完全な基底
が得られる。
52行目:
前節で定義した標準基底を使うと、
\wedge y^*_1\wedge \ldots \wedge y^*_n</math>}}
である。順番を変え、
\wedge y^*_n</math>.}}
と書くことができる。
71行目:
引き戻し形式は、
で定義されるから、''f'' が斜交写像であることは、
と同値である。
84行目:
''V'' = ''W'' のとき、斜交写像を''V'' の'''線形斜交変換'''という。
この場合、
であり、線形変換 ''f'' は斜交形式を保存する。
斜交変換全ての集合は[[群]]をなし、特に[[リー群]]になり、[[斜交群]]と呼ばれ、Sp(''V'') あるいは Sp(''V'', ω) と記す。
93行目:
''W'' を ''V'' の部分空間とする。
''W'' の'''斜交補空間''' を、
と定義する。
斜交補空間は、
および
をみたす。
しかし、直交補空間と異なり、''W''<sup>⊥</sup> ∩ ''W'' が 0 になる必要はない。
119行目:
* 斜交表現は、群の各要素が斜交変換として作用する群の表現である。
[[Category:
[[Category:幾何学]]
[[cs:Symplektický vektorový prostor]]
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