「特性インピーダンス」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Kurosuke88 (会話 | 投稿記録)
m編集の要約なし
(会話 | 投稿記録)
m編集の要約なし
12行目:
均一な平行二線による伝送線路の特性インピーダンスZ<sub>0</sub>は次式で表され、周波数の関数である。
 
: {{Indent|<math>Z_0=\sqrt{\frac{R+j \omega L}{G+j \omega C}}</math>}}
 
ここで、R, L, G, C はそれぞれ伝送路の単位長あたりの直列[[抵抗]] ([[オーム]]:Ω)、直列[[インダクタンス]] ([[ヘンリー]]:H)、並列[[コンダクタンス]] ([[ジーメンス]]:S)、並列[[静電容量]] ([[ファラッド]]:F)である。特性インピーダンスの物理的次元および単位はインピーダンスに一致し、単位は[[オーム]](Ω)である。特性インピーダンスの逆数を[[特性アドミタンス]](単位[[ジーメンス]]:S)ということがある。
18行目:
さらに、伝送線路が無損失、すなわち R=0、G=0 の条件では、
 
: {{Indent|<math>Z_0=\sqrt{\frac{L}{C}}</math>}}
 
となり、周波数に無関係な定数となる。
28行目:
[[電磁波]]の特性インピーダンスは、真空を含む誘電体 (通常は大気等) における電磁波の伝播に関する概念である。電気回路における電圧と電流の比という電気インピーダンスの定義を電磁波に準用すれば、特性インピーダンスは[[電界]] <math>E</math>と[[磁界]]<math>H</math>の比となり、誘電体の[[誘電率]]と[[透磁率]]を<math>\epsilon</math>、<math>\mu</math>とすれば、特性インピーダンス<math>Z_0</math> は次式で示される。前提条件により負号が付くことがある。
 
: {{Indent|<math>Z_0 = \frac{E}{H} = \sqrt{\frac{\mu}{\epsilon}}</math>}}
 
物理的次元および単位はインピーダンスに一致し、単位は[[オーム]] (Ω) である。