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'''体長'''(たいちょう)とは、[[動物]]の体の長さのこと。なにをもって体の長さとするかは動物によって異なり、また、同じ動物でも計測者によって違う場合がある。総じて、体長という言葉は、広く使われているがさまざまな概念をふくんでおり、このため、成長解析や識別のためには体長という言い方を避けることがある。また、体長という言葉が無い動物や、逆に、体長が正確に定義されている動物もある。ゆえに、単に体長という場合には注意が必要である。
 
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尾長は、尾の根元から尾端までの長さである。やはり毛は含めない。尾の根元とは最初の尾椎骨の位置であるが、[[肛門]](もしくは[[総排出口]])から先を尾とする場合も多い。
 
これらの動物の場合、[[動物学]]では頭胴長をもってして体長とするのが正式であり、全長と体長とは明確に区別されているのだが、一般的に全長を体長とよんでいる場合がすくなからずある。さらに、動物の生きているときの姿勢での長さ、すなわち、[[ネズミ]]などの場合、脊椎が湾曲した状態、[[シカ]]などの場合、頚椎が直立し頭骨が水平になっている状態での長さを体長とよんでいる場合すらある。このようにあいまいなので、ただ単に体長と表記されている場合には具体的に何を体長としているのかを注意する必要がある。
 
[[魚類]]の場合、吻端から尾びれ末端までを全長と呼ぶが、[[鯛|タイ]]などのように二叉状の尾びれを持つ場合、尾びれを自然にひろげた状態か、自然にすぼめた状態かで全長が変わる。これは計測者によっても異なるが、基本的には自然にひろげた状態である。二叉状の尾びれを持つ魚では、尾びれ末端は欠損しやすいので、尾びれの中央のいちばん窪んだ部分を基準とした'''尾叉長'''が使われることもある。
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また、チゴダラやソコダラの仲間のように、体の後方が先細りになっていて採集する際にちぎれやすい魚種の場合には、吻端から肛門までの長さをもって'''肛門前長'''として指標に用いる場合もある。そのほかにも種と目的によってさまざまな計測法がある。
 
魚類では、水産学や生物学的研究のための測定法と、釣りでの測定法とでは内容が異なる場合があるので注意が必要である。
 
[[カエル]]の場合は、吻端から総排出口までの長さが全長であり、体長である。すなわち全長=体長である。