「量子測定理論」の版間の差分

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== ことのはじまり ==
 
'''量子測定理論'''(りょうしそくていりろん、[[英語]]:Quantum measurement theory)は量子系を扱うにあたり、ほとんどの場合測定器を介してデータを得て解析することにより対象となる量子系の性質もしくは状態を知ることになるのだが、測定による相互作用が不可避になるために測定の影響を定量化可能な土壌にのせる必要が出てくる一方、ダブルスリット実験のような測定の影響による不思議な振る舞いが存在することが明らかになった。これらの要請に答えるべく量子力学の定式化を見直すとともに測定の積極的な利用への関心が集まる現在進行中の領域である。成書では<ref>林 正人 , 量子情報理論入門 , サイエンス社 (2004)</ref><ref>M. A. Nielsen , I. Chuang , ''Quantum Computation and Quantum Information'' , Cambridge University Press , Cambridge, England , 2000</ref><ref>佐藤 文隆 , アインシュタインの反乱と量子コンピュータ , 京都大学学術出版会 (2009)</ref>などを参照するとよい。
 
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