「クレイジー・ホース」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
13行目:
白人との戦いが激化し、「'''皮シャツを着る者'''」を選ぶ儀式が復活したとき、この名誉ある地位に任ぜられた四人の戦士のひとりとなった。が、これ以外に正式な地位にあったことはない。ひとつには、彼の家柄が部族の中では名門ではなく、また名門家の[[レッド・クラウド]]と反目しあう関係だったことがある。が、白人との妥協を拒む主戦派として主要な立場にあった。ちなみに、完全な個人主義であるスー族の文化には、戦法を誰かが指示するような「戦争指導者」という立場はない。
 
レッド・クラウドの姪である[[w:Black Buffalo Woman|ブラック・バッファロー・ウーマン]](ウィンヤン・ワカン・サパ)に恋焦がれていたが、レッド・クラウドは彼女をクレイジーホースの友人[[ノー・ウォーター]]と結婚させた。その後もクレイジーホースの想いは止まず、今で言うストーカー行為をしていた。一度

1870年、クレイジー・ホースは彼女と駆け落ちをしたが、ノー・ウォーターは彼らを追い、その日の晩には彼らを見つけ、二人が寝ている[[ティピー|ティーピー]]に押し入って、クレイジーホースの顔を心臓目がけてった。このとき友人のタッチ・ザ・クラウドがとっさにノー・ウォーターを押さえたので弾は逸れて顔に当たり、クレイジーホースは大怪我を負わせた。完全個人主義のスー族では、女性が離婚するのはまったくの自由であり、ノーウォーターのこの行いは、スー族のしきたりを破るものである。この事件で長老たちはノー・ウォーターに賠償として馬を三頭クレイジー・ホースに譲らせまたクレイジー・ホースも「'''皮シャツを着る者'''」の職を解任され。ブラック・バッファロー・ウーマンの4番目の娘は、非常に肌の色が明るく、恐らくクレイジー・ホースの子と思われる。
 
そののち、部族のとりなしで[[w:Black Shawl|ブラック・ショール]]という女性を妻に娶る。彼女は結核に罹り、彼女を親切に治療した[[:en:Valentine McGillycuddy|ヴァレンタイン・マクギリカッディ博士]]とは、白人としては例外的に友交を結んだ。マクギリカッディはクレイジー・ホースを看取った医者となった。また後に[[保留地]]監督官に任ぜられ、スー族を苦しめることとなる。