「ロンドン分散力」の版間の差分
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[[Image:Argon dimer potential.png|thumb|300px|right|[[アルゴン]][[二量体]]の相互作用エネルギー。長距離部分の記述がロンドン分散力に起因する。]]
'''ロンドン分散力'''(ロンドンぶんさんりょく、
量子論的には電子は分子中を確率論的に分布する。したがって無極性分子中であっても、電子が一様に分布しない確率は十分に存在する。電子分布が一様でない時には、分子には一時的な多極子が生じる。この多極子が近くにあるほかの一時的な多極子と相互作用する。このようにして無極性分子にロンドン力が生じる。ロンドン力は極性分子にも存在するが、極性分子のもつ永久双極子の相互作用などの方が全相互作用に占める割合が大きくなるので、ロンドン力は重要ではなくなる。相互作用の大きさについては、[[分子間力]]を参照。
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