「ピストンリング」の版間の差分

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{{加筆|レシプロエンジン以外のピストンリングについて|date=2009年10月}}
[[Image:Piston rings (RIKEN).jpg|thumb|200px|ピストンリング]]
[[Image:Piston rings by Hoshino Piston Ring.jpg|thumb|200px|さまざまな大きさのピストンリング]]
'''ピストンリング'''とは、[[レシプロエンジン]]の[[ピストン]]外周の溝にはめられる円環状の部品。気密を保つためのコンプレッションリングと、潤滑を行うオイルリングとがある。多くの場合、トップリング、セカンドリング、オイルリングの3本1セットで[[ピストン]]に装着される。トップリングとセカンドリングには、コンプレッションリングが使用される。合い口が切ってあり、シリンダ内壁へのバネ性と装着性が付与されている。燃焼によりピストンに伝えられた熱をシリンダブロックへと逃がす働きもしている。
'''ピストンリング'''とは、[[レシプロエンジン]]や圧縮機、油圧機器等の[[ピストン]]外周の溝にはめられる円環状の部品である。
 
[[シリンダ]]内壁に対して、ピストンの側面全体ではなく円周という線による接触にするための、一種のすべり[[軸受]]。
 
 
==コンププロエンジンのピストンリング==
[[Image:Piston rings (RIKEN).jpg|thumb|200px|乗用車エンジン用ピストンリング]]
ピストンとシリンダ内壁との間のすき間を無くし、燃焼室からクランクケース側へと圧縮ガスが抜ける(ブローバイ)ことを防ぐためのもの。合い口があいており、合い口が閉じた状態で装着されるため、外側へ開こうとする力でシリンダ内壁に密着する。
'''ピストンリング'''とは、[[レシプロエンジン]][[ピストン]]外周の溝にはめられる円環状の部品。場合、気密を保つためのコンプレッションリングと、潤滑を行うオイルリングとがある。多くの場合、トップリング、セカンドリング、オイルリングの3本1セットで[[ピストン]]に装着される。トップリングとセカンドリングには、コンプレッションリングが使用される。合い口が切ってあり、シリンダ内壁へのバネ性と装着性が付与されている。燃焼によりピストンに伝えられた熱をシリンダブロックへと逃がす働きもしている。
 
 
===コンプレッションリング===
ピストンとシリンダ内壁との間のすき間を無くし、燃焼室からクランクケース側へと圧縮ガスが抜ける(ブローバイ)ことを防ぐためのもの。合い口があいており、運転状態では合い口がほぼ閉じた状態になる。<!--本当に閉じきってしまうと、リングがシリンダにかじり、傷をつけてしまう。-->自由状態でのリング径はシリンダより大きく、シリンダ内への装着されるため時は自身の外側へ開こうとする力でシリンダ内壁に密着する。
 
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====断面形状====
ダブルウェッジ云々……
真四角のレクタンギュラ、内周側が狭いキーストンリング、ハーフキーストンリング、外周が段付き形状のスクレーパリング等
 
====外周形状===
直線状のストレートフェース、中央付近が丸みを帯びて大きくなっている樽型のバレルフェース、下側の径が大きいテーパフェース等
 
====合口形状====
直角、斜め、段付き等
 
====表面処理====
クロムめっき、PVD、DLC等
-->
 
===オイルリング===
シリンダ内壁面についている余分な[[エンジンオイル]]をかき落とし、適度な油膜を形成してピストンの焼きつきを防止するためのもの。
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エキスパンダ・コイル
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==材料==
航空用は鋳鉄にクロームメッキだと思うんですが自動車用や船舶用(?)は違ったりするでしょうか
最近の自動車用は幅が薄い(コンプレッションリングは1.0~1.5mm程度が普通)ため、下記にもあるように鋳鉄ではなく鋼(スチール)製です。
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