「三角帽子 (ファリャ)」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Mymelo (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
1行目:
{{クラシック音楽}}
'''三角帽子'''(さんかくぼうし、原題:''El sombrero de tres picos'')は、[[ペドロ・アントニオ・デ・アラルコン]]の短編[[小説]]、またはこれを元にして[[マヌエル・デ・ファリャ]]が[[1917年]]に作曲した[[バレエ]]、もしくは後に抜粋された2つの[[組曲]]。以下[[バレエ音楽]]を中心に記述する。
 
*曲の初演:1917年、[[マドリド]]
*バレエ初演:[[1919年]][[7月22日]]、[[ロンドン]]・[[アルハンブラ劇場]]
*バレエ:[[バレエ・リュス]]
57行目:
 
=== 第2幕 ===
その日の夜、近所の人々が祭の踊り「セギディリア」を踊っている(近所の人たちの踊り)。粉屋も「ファルーカ」を踊りだす(粉屋の踊り)。激しい踊りが続くが、代官のわなにより、粉屋は無実の罪で2人の警官に逮捕されてしまう<ref>ここで出てくるのが[[ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]]の[[交響曲第5番 (ベートーヴェン)|『運命』]]の有名な主題。[[ホルン]]の[[ゲシュトップフト]]で奏される。<*1/ref>代官は女房を奪い取ろうと忍び寄ってくる(代官の踊り)が、気が急いでいる代官は水車小屋の前の川に落ち、粉屋の女房に助けられるが結局逃げられてしまう。代官はぬれた服を脱ぎ、粉屋のベッドに潜り込む。そこに逃げ出してきた粉屋が戻ってくるが、代官の服を見て自分の服と代官の服を交換し、代官の女房のところに向かう。代官は粉屋の衣服を着て外に出て(終幕の踊り)、警官に見つかり、その警官と近所の人に袋叩きに遭い、逃げていく。近所の人たちは、平和を取り戻した粉屋の夫婦を中心に、一晩中踊って一件落着「ホタ」。
 
* <nowiki><*1></nowiki>ここで出てくるのが[[ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]]の[[交響曲第5番 (ベートーヴェン)|『運命』]]の有名な主題。[[ホルン]]の[[ゲシュトップフト]]で奏される。
 
== 同一の主題を扱った作品など ==
*同一の主題を扱った作品に、[[オーストリア]]の作曲家[[フーゴ・ヴォルフ]]が作曲した4幕の[[オペラ]]『代官様』がある。
*同原作を日本風にアレンジ翻案て制作されたものは、[[木下順二]]の映画戯曲『赤い陣羽織』ある。
 
== 備考 ==
81 ⟶ 79行目:
[[Category:バレエ作品]]
[[Category:バレエ・リュスの上演作品]]
 
[[ca:El sombrero de tres picos]]
[[de:Der Dreispitz]]