「科学主義」の版間の差分

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'''科学主義'''(かがくしゅぎ、scientism)という表現は、基本的には、いくつもある知のあり方のひとつである(あるいは、ひとつにすぎない)「科学」が、「科学」にふさわしい領域を越えて適用されうるというやり方、しようとするやり方について、不当な拡大適用だ、として批判的に指示する表現である<ref>『岩波 哲学・思想事典』「基本的には,<知>の一定のあり方を<科学>として了解することを前提にして,それが<科学>の領域を越えて適用されるという行き方について,不当な拡大適用だとして批判的に指示する表現である」</ref>。
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The Skeptic Dictionaryは査読も無い。執筆者はロバート・キャロルだけで、自分の私見や偏見を言いたい放題書き連ねているだけ。文献として最低。NG-->
 
あるいは全ての現象に対して[[科学的手法|自然科学のアプローチ]]、[[経験的手法|経験主義]]、[[合理主義]]が用いられなければならないと考え、[[超自然現象|超自然的]]、[[超常現象|超常的]]推測に頼ることを避ける立場。
強い批判を込めて'''科学万能主義'''や'''科学教'''と呼ばれたり、[[思い込み]]の強さ・[[教条主義]]的・狂信的であることをはっきり表すために'''科学原理主義'''、'''科学崇拝'''などと呼ばれることもある。
自然科学者なら誰でもとる典型的な立場<ref>[http://www.skepdic.com/scientism.html scientism] The Skeptic Dictionary</ref>。[[自然主義哲学]]。
 
強い批判を込めて'''科学万能主義'''や'''科学教'''と呼ばれたり、[[思い込み]]の強さ・[[教条主義]]的・狂信的であることをはっきり表すために'''科学原理主義'''、'''科学崇拝'''などと呼ばれることもある。
scientismを信じこんでいる者のことを、なかば冗談めかして、"an adherent of scientism" 「科学教の信者」<ref>出典 プログレッシブ和英中辞典</ref>と呼ぶこともある。
 
<!--scientismを信じこんでいる者のことを、なかば冗談めかして、"an adherent of scientism" 「科学教の信者」<ref>出典 プログレッシブ和英中辞典</ref>と呼ぶこともある。-->
 
== 概要 ==
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== 宗教と科学の議論との関連 ==
グレゴリー・ピーターソンは「多くの[[神学者]]と[[哲学者]]が、科学主義という語を、知に関する[[罪]]の中でも最も重いものとして用いている」と述べている。事実、今日ではこの語は遠慮のない宗教批判者に対して用いられている。例えば、科学哲学者[[ダニエル・デネット]]は著書『Breaking the spell』で「[宗教的な批評家が]本当に好きではない科学理論を誰かが提示すると、彼らはそれを科学主義だと言って評判をおとしめようとする」と述べた。
 
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scientisticに関する話題であって、厳密にはscientismとは別。
 
一方、スケプティック・ソサイエティの創始者[[マイケル・シャーマー]]は、科学主義と伝統的な宗教運動を比較したエッセイにおいて、自身を「scientistiic」と描写し、その語を「あらゆる現象に対する自然的な説明を成し遂げ、超自然的、超常(現象)的な推測を避け、科学の時代にふさわしい人生哲学の二本の柱として[[経験主義]]と[[理性]]を受け入れる科学的な[[世界観]]」だと自己定義した。
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The Skeptic Dictionaryは査読も無い。執筆者はロバート・キャロルだけで、自分の私見や偏見を言いたい放題書き連ねているだけ。文献として最低。NG
 
全ての現象に対して[[科学的手法|自然科学のアプローチ]]、[[経験的手法|経験主義]]、[[合理主義]]が用いられなければならないと考え、[[超自然現象|超自然的]]、[[超常現象|超常的]]推測に頼ることを避ける立場。
 
自然科学者なら誰でもとる典型的な立場<ref>[http://www.skepdic.com/scientism.html scientism] The Skeptic Dictionary</ref>。[[自然主義哲学]]。
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== 語義の範囲 ==
標準的な辞書は科学主義を以下のように定義している