「ピッツィカート」の版間の差分

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ジャズでのバス奏法
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歴史的に初めてピッツィカートを求めたのは[[バロック]]時代の[[オペラ]][[作曲家]]・[[クラウディオ・モンテヴェルディ|モンテヴェルディ]]だと言われている。しかし当時の演奏者は「ヴァイオリンは弓で弾く楽器として高度に発展しているのに、なぜ[[野蛮]]な民俗楽器のような撥弦奏法をしなければいけないのか」と猛反発したという。同様に彼が開発した[[トレモロ]]奏法も酷評だったという。どちらも今ではヴァイオリン属の弦楽器の基本的な奏法の一つとして欠かせない。
 
いわゆる[[クラシック音楽|クラシック]]で使われる[[楽譜]]ではピッツィカートで演奏を始める箇所に「pizz.」と書かれる。その後で弓による通常の演奏に戻る場合には、その箇所にarco(「arco」(アルコ=弓)と書く必要があるが、前後関係や他の楽器との関係でピッツィカートが一音のみであることが明白な場合はその一音に「pizz.」と書かれるだけの場合もある。
 
[[コントラバス]]においては、[[ポピュラー音楽|ポップス]]や[[ジャズ]]などで低音部のリズム音源(「ジャズ・ベース:Jazz Bass」と呼ばれることが多い)として多用され、特に曲全体を通して用いられる場合はピッツィカートの指示表記そのものが略され、むしろ逆に曲の一部で意図的に弓奏法を使う場合にその指示(arco(「arco」もしくはbow)「bow」)がなされる。([[コントラバス]][[フィンガー・ピッキング]]の項参照)
 
== 左手のピッツィカート ==