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== 油彩画の構造 ==
油彩画は絵画の内でもすぐれて明確な積層構造をとる媒体である。塗膜<ref group="注">塗膜は、塗布によって形成される皮膜である。</ref>の接着を良くする意味で、"[[:en::Fat over lean|Fat over lean]]"という慣(ならいかん)に従い、上層が下層より油分が多くなるようにする。油絵具による塗膜にそのまま水性絵具を重ねると剥落などの問題を起こすので避けられる<ref group="注">ただし、油絵具の上に塗り重ねることが可能な水性塗料・水性絵具も存在する。</ref>。経年によって透明性が高まるので、100年以上経過すると描き直しや躊躇いが見えるようになる。これをペンティメント<ref name="sikumi">『カラー版 絵画表現のしくみ―技法と画材の小百科』森田 恒之監修 森田 恒之ほか執筆 美術出版社 2000.3 ISBN 4568300533</ref>と呼ぶ。油彩の基本的な構造は以下の通りである。
 
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