「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」の版間の差分

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== 解説 ==
[[レノン=マッカートニー]]の作品。実質的にはマッカートニーの作った楽曲である。[[リードボーカル|リードヴォーカル]]はポール・マッカートニー。末期の楽曲で、[[1970年]]に発表されたラスト・アルバム『[[レット・イット・ビー]]』の収録曲である。[[アメリカ合衆国]]と日本ではこの曲がラスト・シングルとして発表されている(1970年10月、B面は「[[フォー・ユー・ブルー]]」)。[[ビルボード]](Billboard)誌では、1970年6月13日に週間ランキング第1位を獲得。ビルボード誌1970年年間ランキングは第45位。『キャッシュボックス』誌でも2週連続第1位を記録し、年間ランキング36位。アメリカだけで100万枚以上のセールスを記録している。尚、イギリスでは、2002年、ウィル・ヤングとガレス・ゲイツのカバー・ヴァージョンがシングル・リリースされ、全英最高位第1位を獲得している。
 
「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」は彼らの[[ドキュメンタリー]]映画の[[サウンドトラック]]・アルバム『ゲット・バック』の収録曲として1969年1月に録音された。このサウンドトラックのコンセプトはオーヴァー・ダブを使わず、またセッション・ミュージシャンを雇わず(例外的に[[ビリー・プレストン]]・・・[[ハモンド・オルガン|オルガン]]演奏が起用されている)デビュー当時の録音技法に戻ってレコーディングするというものであった。しかし完成されたアルバム『ゲット・バック』の出来は思わしくなく、テスト盤が作製されるまでに至ったものの最終的にリリースは見合わされた。その後アルバムは[[フィル・スペクター]]によって再プロデュースされ、アルバム・タイトルも『レット・イット・ビー』に変更され発表された。スペクターは再プロデュースに際し当初のコンセプトを顧ることなく外部ミュージシャンによるオーバー・ダブを採り入れている。ストリングス・スコアを書いたアレンジャーはリチャード・ヒューソン。「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」には[[オーケストラ]]と女声[[コーラス (ポピュラー音楽)|コーラス]]が加えられたが、この措置に対しポール・マッカートニーは不快の念を持ち、以後スペクターとの関係にわだかまりが生じた(事実、ポール・マッカートニーが「[[Q MAGAZINE]]」の賞でスペクターが選ばれたとき、その会場で'''「早く帰らないとフィルにコーラスとストリングスをダビングされちゃうよ~」'''とスペクターの改変を非難する冗談を言ったことがある。)。